【多摩川ボート・SGオールスター】23歳・定松勇樹がSG初V 亡き父との約束果たす「見ていてくれたらうれしい」

AI要約

第51回ボートレースオールスターで、定松勇樹選手が初優出初優勝の快挙を達成。

定松選手は23歳0か月24日でSG初優勝を果たし、歴代4位の年少記録を樹立。

定松選手は6000万円を獲得し、グランプリ出場に向けて大きく前進した。さらなる活躍が期待される。

【多摩川ボート・SGオールスター】23歳・定松勇樹がSG初V 亡き父との約束果たす「見ていてくれたらうれしい」

 ボートレース多摩川のSG「第51回ボートレースオールスター」(優勝賞金4200万円)は26日、優勝戦が行われ、1号艇の定松勇樹(23=佐賀)がインからコンマ12の好Sを決めて逃げ切り快勝。今大会最年少でSG3回目の出場ながら、初優出初優勝の快挙を達成した。23歳0か月24日でのSG初優勝は、歴代4位の年少記録。2000年代生まれ、登録番号5000番台では初のSG制覇だ。

 ボートレースが好きだった父の影響でレーサーを志したものの、試験に合格し、ボートレーサー養成所入所の3か月前に父は他界。「こっちに来る時もお父さんの写真立てに『行ってくるね』って言ってから出てきたんです。お父さんはよくSGを見ていて『こんな選手にならんといけんね』と言っていましたし、自分も『なる!』と言っていた。自分がSGを勝つことが夢だと思う。見ていてくれたらうれしいですね」と親子の夢だったSG制覇を実現した。

 獲得賞金は6000万円を超え2位に浮上し、年末のグランプリ出場にも大きく前進した。「常にグランプリに出場して常連と言われるような選手になりたい」と新たな目標も生まれた。ニュースターのさらなる飛躍に期待したい。