東大 98年以来53季連続最下位も光あり

AI要約

東大野球チームは立大に完封負けし、リーグ戦を全敗で終えた。

主力選手のケガや得点力不足が課題となり、しかし選手が揃えば実力を発揮できる可能性も示唆された。

監督や主将は、復帰予定の選手や新たな素材を頼りに、優勝への意欲を示している。

 ◇東京六大学野球春季リーグ戦第7週第2日 2回戦 東大0―5立大(2024年5月26日 神宮)

 東大はこの日も3安打で連続完封を許し10戦全敗でリーグ戦を終えた。昨秋の外野ベストナインの酒井捷選手、シーズン途中から中山太陽選手ら主力をケガで欠き、得点力不足を露呈してしまった。ただ明大戦では8得点を記録したように前半戦は健闘、選手が揃えば十分戦える能力はある。

 「後半は投手含め守れるけど打てなかった。ウチは戦力が揃わないとね」と大久保裕監督は話した。立大戦で連投した選抜4強左腕・松本慎之介(1年=国学院久我山)ら楽しみな素材も出てきた。秋には酒井も復帰の予定で「優勝の目標は変えません。1つでも多く勝っていきたい」と藤田峻也主将(4年=岡山大安寺中等教育学校)は前を向いていた。