【ダービー連載】シンエンペラーの一発が怖い 坂井瑠星騎手も「天性の運動神経」を絶賛

AI要約

金曜は予想日。iPadを使って印を打つ。取材ノートに各陣営からのコメントがびっしり。8頭に絞るのが大変。

シンエンペラーが怖い。前走より動きのメリハリや素軽さが出てきたと坂井騎手は話す。凱旋門賞馬の弟で、欧州血統の違いを感じる。

坂井騎手は国内外で今年4回目の“ダービー騎乗”。17人のダービー騎手の中で注目。各ジョッキーの手綱さばきにも注目したい。

【ダービー連載】シンエンペラーの一発が怖い 坂井瑠星騎手も「天性の運動神経」を絶賛

<ことは日記(6)>

 金曜は予想日。いつもiPadを使って印を打っています。取材ノートを見返すと、各陣営からの心強いコメントがびっしり。8頭に絞るのが大変でした。

 一発が怖いのはシンエンペラーです。皐月賞は5着でしたが、前走より動きのメリハリや素軽さが出てきたと坂井騎手は話します。初めて馬を見たのはセリの時。その時から「違う動きをしていた」そう。凱旋門賞馬の弟という欧州血統で、日本馬との違いを聞くと「フォームが違う。重心が高くて、普通はスピードが出ないけど、出る。天性の運動神経がいい」と身体能力の高さを絶賛していました。

 今回、坂井騎手は国内外で今年4回目の“ダービー騎乗”。「サウジ、UAE、ケンタッキー、東京ダービー(6月5日)、日本ダービー、全部勝ってやるぞって思っていた」。そんなジョッキー、世界で1人だけですよ。

 24日時点でJRA所属の現役騎手は144人(短期免許含む)。その中でダービーに出られるのも18人だけです。メイショウタバルの取り消しにより、今回は17人となってしまいましたが、各ジョッキーの手綱さばきにも注目したいと思います。(つづく)【下村琴葉】