【バレー】宮浦健人が12得点「この経験が糧になる」キューバを劇的フルセットで破り開幕3連勝

AI要約

世界ランキング3位の日本が同9位のキューバを3-2(18-25、25-22、25-23、19-25、22-20)のフルセットで破り、開幕からの連勝を3に伸ばした。

セットカウント2-2で迎えた最終第5セットでは激しい攻防が続き、小野寺太志のブロックや西田有志のスパイクで逆転し、勝利を決めた。

宮浦健人はチーム2位の12得点を挙げ、活躍を見せた。次戦は同4位のイタリアと対戦する。

<バレーボール・ネーションズリーグ(VNL):日本3-2キューバ>◇男子予選ラウンド第1週◇24日(日本時間25日)◇ブラジル・リオデジャネイロ

 世界ランキング3位の日本が同9位のキューバを3-2(18-25、25-22、25-23、19-25、22-20)のフルセットで破り、開幕からの連勝を3に伸ばした。

 激闘を制した。セットカウント2-2で迎えた最終第5セット。11-14とマッチポイントを握られながらも、ミドルブロッカー小野寺太志のブロックなど3連続得点で土壇場で追いついた。その後は一進一退の攻防が続いたが、19-19から相手のスパイクがアウト。この日初めてマッチポイントを握ると、21-20からエース西田有志がスパイクを決めきった。

 昨秋の五輪予選W杯バレーでグループ上位2カ国入りし、既にパリ切符を獲得済みの日本。この日は各セットでメンバーを入れ替えながらの戦いとなったが、出場権を持たないランキング下位国から、しっかりと勝利をつかみ取った。

 スタメン起用のオポジット宮浦健人は、チーム2位の12得点。一時は6点差をつけられた第3セットの終盤、強烈なスパイクを連発して逆転に貢献するなど、ここぞでの活躍が光った。23-24年シーズンはフランスリーグで研さんを積んだ男は、「(キューバ戦は)交代が多かったが、誰が出ても活躍できる。五輪とは違う戦いになるが、この経験は糧になる」ときっぱり。パリでの活躍を見据え、与えられた役割を全うする覚悟を示した。

 次戦は25日(同26日)、パリ五輪出場権獲得を目指す同4位のイタリアと対戦する。