英興行大手マッチルームが7月15日に大和アリーナで日本初の主催興行 ミドル級トーナメント優勝者に合計100万ドル

AI要約

プロボクシングの英興行大手マッチルームが、7月15日に大阪で日本初の主催興行を開催する。8選手によるトーナメント「プライズファイター・シリーズ」の準々決勝を実施。

元世界王者との共同開催の予定がキャンセルされ、準々決勝の出場選手が変更された。優勝者には総額約1億5650万円のファイトマネーが用意される。

各試合にはKO賞も設けられ、準々決勝はKO決着の場合、各選手に391万円のKO賞が支払われる。マッチルームは日本での主催興行を今後も計画している。

英興行大手マッチルームが7月15日に大和アリーナで日本初の主催興行 ミドル級トーナメント優勝者に合計100万ドル

プロボクシングの英興行大手マッチルームが、7月15日に大阪・大和アリーナで日本初の主催興行を開催すると22日、発表した。ミドル級の8選手によるトーナメント「プライズファイター・シリーズ」の準々決勝10回戦4試合を実施する。

当初は3月31日に名古屋国際会議場イベントホールで、元世界3階級制覇王者で主催興行「3150FIGHT」のプロモーターを務める亀田興毅氏(37)と共同開催すると1月31日に発表していたが、3月15日に亀田氏が東京都内で会見を開き、一転して共同開催しないと発表。マッチルーム主導で企画されていた「プライズファイター」の準々決勝4試合の延期も発表された。優勝者には3試合で合計で100万ドル(約1億5650万円)という破格のファイトマネーが用意される。

準々決勝の組み合わせは1月の会見で発表されたが、延期によりIBF世界ミドル級12位のアナウエル・ンガミセンゲ(28)=フランス=に代わってWBC世界同級15位の竹迫司登(32)=ワールドスポーツ=が出場する。竹迫は地元大阪で、マーク・ディキンソン(24)=英国=と対戦。WBOアジア・パシフィック(AP)、日本同級王者の国本陸(27)=六島=が、WBOAP15位、日本4位の可児栄樹(22)=T&T=を相手に防衛戦を闘う。両者は予定通りに名古屋で2冠タイトルマッチを闘い、国本が6回TKO勝ち。ダイレクトリマッチとなる。

WBA世界同級12位のキエロン・コンウェイ(28)=英国=は、WBOAP同級3位のアイニウェア・イリィアティ(31)=中国=と拳を交える。〝ザ・サイレンサー〟という愛称を持つアーロン・マッケンナ(24)=アイルランド=が、ジェオバニー・エステラ(23)=プエルトリコ=と闘う。

また、このシリーズの各興行では、計10万ドル(約1565万円)のKO賞が用意されている。準々決勝では4試合すべてがKO決着の場合、各選手には2万5000ドル(約391万円)ずつのKO賞が支払われる。

マッチルームは楽天チケット(本社は東京・世田谷区)とNSN(Never Say Never、本社はスペイン)と今年からの3年間で年3回、計9回主催興行を日本で開催する契約を結んでいる。