拳王、大流血戦を制し鈴木みのるに勝つ…超満員札止めの後楽園に誓う「夢みたいな空間…俺が日常にしてやる」…5・22後楽園全成績

AI要約

プロレスリング・ノアは後楽園ホールで「STAR NAVIGATION 2024~ONE NIGHT DREAM2~」を開催し、拳王対鈴木みのるのスペシャルシングルマッチが繰り広げられた。

試合は激しい流血戦となり、拳王が最後の一撃で勝利を収めた。観客からは大きな声援が送られ、拳王と鈴木みのるの壮絶なバトルが熱い空気で包まれた。

大会は満員の後楽園ホールで行われ、拳王が現状と将来について語るなか、観客に日常的な超満員の客席を約束した。

拳王、大流血戦を制し鈴木みのるに勝つ…超満員札止めの後楽園に誓う「夢みたいな空間…俺が日常にしてやる」…5・22後楽園全成績

◆プロレスリング・ノア「STAR NAVIGATION 2024~ONE NIGHT DREAM2~」(22日、後楽園ホール)観衆1488=超満員札止め

 プロレスリング・ノアは22日、後楽園ホールで「STAR NAVIGATION 2024~ONE NIGHT DREAM2~」を開催した。

 メインイベントのスペシャルシングルマッチで「業界ナンバーワン」を掲げ、清宮海斗と新ユニット「ALL REBELLION」を本格始動させた拳王が鈴木みのると初の一騎打ち。試合は、鈴木が振り上げたパイプ椅子を拳王が蹴りあげると、鈴木の頭部に椅子が直撃し大流血。試合は一気に死闘と化した。

 時折、ホールに悲鳴が響く流血戦は、鈴木が場外で拳王を追い込み、リング内でもアームロックで左腕を絞り上げた。右顔面が流血で真っ赤に染まった鈴木を拳王は、容赦ない蹴りで追い込む。鈴木もヒザ蹴りの連打で逆襲。拳王のエルボーをノーガードで耐えれば、拳王も同じノーガードで敵のエルボーを浴びたが、二発目でダウンを喫した。

 

 鈴木のヒジと拳王の蹴りが交錯する中、20分が経過。スリーパーホールドで拳王を絞めた鈴木が一気に攻勢に出る。拳王もゴッチ式パイルドライバーを返し胸板への蹴りでダウンを奪った。さらにトップロープからP.F.Sを腹に突き刺すもカウント2。驚異的なスタミナの55歳は、胴締めスリーパーで絞め上げ、失神寸前まで追い込んだ。

 さらにスリーパーで絞めた鈴木に拳王は右ハイキックで逆転。うつぶせになった敵へトップロープからP.F.Sを食い込ませると、今度は腹にP.F.Sを決め、カウント3を奪い、26分06秒の死闘を制した。

 壮絶な一戦に満員のホールからは大きな「拳王コール」が送られ、マイクを持った拳王は、観客へ「どうもありがとうな」と感謝のメッセージを送ると、かつて「鈴木軍」でノアマットを席巻した鈴木へ「8年前、9年前のことを思い出すとお前のこと今でも大嫌いだ」と断じたが「今日、1人だけでプロレスリング・ノアのリングに来たこと、てめぇは本当に漢だ」とたたえた。

 前日の21日は同じ後楽園ホールで空席が目立つ825人。この日は1488人。超満員札止めの観衆で客席は埋め尽くされ「夢みたいな空間だよな」と感慨に浸ったが、満員の後楽園は「プロレスリング・ノアの現状はまだまだ非日常かもしれない。だけどこのようなクソ野郎どもがいっぱいの空間がプロレスリング・ノアの日常にしなきゃいけない。俺が誓ってやる。俺が日常にしてやる。俺たちALL REBELLIONが日常してやる」と2000年代のノアのように超満員の客席が日常になることを約束していた。

 ◆5・22後楽園全対戦カード

 ▼メインイベント・スペシャルシングルマッチ

〇拳王(26分06秒、P.F.S→片エビ固め)鈴木みのる●

 ▼第6試合・GLG vs L.I.j

内藤哲也、〇鷹木信悟(16分41秒、ラストオブザドラゴン→片エビ固め)ジェイク・リー、タダスケ●

 ▼第5試合・シングルマッチ

〇石井智宏(17分46秒、垂直落下ブレンバスター→体固め)マサ北宮●

 ▼第4試合・タッグマッチ

タイタス・アレクサンダー、〇スターボーイ・チャーリー(13分54秒、450°スプラッシュ→片エビ固め)清宮海斗、アレハンドロ●

 ▼第3試合・タッグマッチ

彩羽匠、〇高瀬みゆき、野崎渚(13分01秒、えびす落とし→片エビ固め)愚零闘咲夜、ブルック・ハボック、優宇●

 ▼第2試合・8人タッグマッチ

ジャック・モリス、アンソニー・グリーン、〇LJ・クリアリー、YO―HEY(11分36秒、アイリッシュグッバイ2→片エビ固め)大岩陵平、稲葉大樹、宮脇純太●、大和田侑

 ▼第1試合・シングルマッチ

〇佐々木憂流迦(9分38秒、顔面蹴り→片エビ固め)佐藤光留●