【ラグビー】38歳堀江翔太「何とも思っていない」国内最終戦の決勝はリーチ主将のBL東京戦

AI要約

堀江翔太選手が国内ラストマッチに臨み、決勝戦に向けて準備をしている。

堀江選手は自身の引退を前に、チームへの貢献を重視し、平常心で試合に臨んでいる。

堀江選手は今後、伝統のクラブチームでプレーする予定で、現役最後の試合に向けて準備をしている。

【ラグビー】38歳堀江翔太「何とも思っていない」国内最終戦の決勝はリーチ主将のBL東京戦

 ラグビー「リーグワン」1部の埼玉パナソニックワイルドナイツでW杯4大会連続出場のフッカー堀江翔太(38)が、平常心で国内ラストマッチに臨む。

 22日は2季ぶり優勝が懸かる決勝の東芝ブレイブルーパス東京戦(26日、東京・国立競技場)に向け、埼玉・熊谷市内で調整。シーズン前に今季限りでの現役引退を発表したが「負けようが、勝とうが、自分たちがやってきたことを全部出さないといけない。出さずに終わっていくのが一番後悔する」と雑念を捨てた。

 この日も熊谷には“日常”があった。全体練習後にはファンの色紙にサインをしたため「決勝のために1歩1歩、目の前のことをやっている感じです」と特別な感情はない。相手は日本代表としてW杯4大会をともに戦ったリーチ・マイケル(35)が主将。そんな巡り合わせにも「別に何とも思っていない。出てくれなければ、出てくれないで好都合ですし」と笑わせた。

 帝京大からニュージーランド留学を経て、08年に三洋電機(現埼玉)に入団。途中で海外挑戦を挟みながらも、移籍することなく、一筋で戦ってきた。

 登録メンバー発表は24日だが、今季は途中出場がメイン。優勝の重圧が懸かる場面での起用が予想され、38歳は自らの使命に集中している。

 「いつも通りのハードワーク。『アラフォーのおじさんが頑張ってんな』という姿を見せたい。どんな状況でも、チームにいい影響を与えることを考えたい」

 準決勝を含めて今季は17戦全勝。頂点への進み方は分かっている。【松本航】

 ◆堀江の今後 国内でのプレーはリーグワン決勝が最終戦。その後は埼玉のロビー・ディーンズ監督が率いる伝統のクラブチーム「バーバリアンズ(世界中から選手を招く選抜チーム)」の一員として、6月22日のフィジー戦(英トゥイッケナム)に出場予定。同戦が現役最後の試合となる。