駒澤大ルーキー・桑田駿介が「Sチーム」の先輩から受ける刺激 同部屋の佐藤圭汰は「すごく意識が高い」

AI要約

関東インカレ最終日、駒澤大学の桑田駿介が5000mで入賞を果たす。

予選を突破し、決勝でも自己ベストを更新。

レース中の展開や成績に満足し、自信をつけたと述べる。

駒澤大ルーキー・桑田駿介が「Sチーム」の先輩から受ける刺激 同部屋の佐藤圭汰は「すごく意識が高い」

5月14日の関東インカレ最終日にあった男子2部5000m決勝で、駒澤大学のルーキー・桑田駿介(1年、倉敷)が13分49秒69をマークし、日本人3番手の全体5位で入賞を果たした。2日前の予選は13分57秒43で、いずれも自己ベストを更新。高いレベルの先輩たちに囲まれながら、1年目から駅伝での出走をめざす。

10着に入れば決勝に進める予選の1組目で、桑田は8着だった。3000mから4000mにかけての1000mが、直前の2分50秒から2分40秒に上がったところで遅れ始めた。「ペースが上がったときに、しっかりと対応することができなかった。できるだけ疲労を取って、勝負できるように準備したい」という思いを持って、2日後の決勝に臨んだ。

決勝は予選以上にハイペースでレースが進んだ。麗澤大学のブライアン・キプトゥー・ブシューアキットゥ(1年)や桜美林大学のネルソン・マンデランビティ(3年)が引っ張り、最初の1000mを2分45秒で通過。予選よりも4秒上回る入りだった。

ただ予選とは異なり、2000mを過ぎてからペースが落ち、3000mにかけての1000mは2分52秒だった。予選はここで引き離されてしまった桑田は「しっかりとついていこう」と3000mを過ぎてから前をうかがった。先頭集団はブライアン、ネルソン、専修大学のダンカン・マイナ(1年)、日本薬科大学のデニス・キプルト(2年)、青山学院大学の鶴川正也(4年、九州学院)、亜細亜大学の片川祐大(4年、報徳学園)、そして桑田の7人に。桑田は4000mを過ぎたところから引き離され始め、6着でゴール。ブライアンが他の選手を妨害したという理由で失格となり、5位になった。

「1人になったところからでも、粘って走ることができたのは良かったです。関東インカレという舞台で入賞することができたのは、自信になりました。(5000mを)2本走って、両方とも13分台でベストを出して走りきることができたのは、うれしかったです」と振り返った。