リバプール、スロット新監督就任を正式発表

AI要約

リバプールは、クロップ監督の後任にフェイエノールトのスロット氏が就任することを発表。

スロット監督は、オランダで成功を収めた経歴を持ち、リバプールの指揮を6月1日から執る予定。

クラブは補償金940万ポンドでスロット氏との契約に合意し、クロップ監督は現役を有終の美で退任した。

【AFP=時事】サッカーイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)は20日、退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任に、オランダ・エールディビジのフェイエノールト(Feyenoord)を率いるアルネ・スロット(Arne Slot)氏が就任すると発表した。

 クラブによると、45歳のオランダ人指揮官は労働許可証の取得を条件として、6月1日からチームの指揮を執る。正式発表はされていないものの、英スカイ・スポーツは契約期間を3年だと報じている。公然の秘密となっていたスロット氏との契約に向け、リバプールは最大940万ポンド(約18億6000万円)の補償金で合意したと伝えられている。

 今年1月に今季限りでの退任を表明していたクロップ監督は、19日に行われたウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(Wolverhampton Wanderers)との最終戦に2-0で勝利し、有終の美を飾った。

 スロット監督はAZアルクマール(AZ Alkmaar)を経て2021年からフェイエノールトの指揮官に就任し、1年目にチームをヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)準優勝に導くと、昨季はリーグ優勝を果たした。

 チームは今季も好調で、リーグ戦では2位に入り、オランダ杯(Dutch Cup 2023-24)では優勝を果たしている。

 スロット氏はフェイエノールトの公式ホームページで「これほど多くの素晴らしい瞬間を経験して、多くの素晴らしい人たちとともに成功を収めてきたクラブで、自分の扉を閉めるのは確かに簡単な決断ではない。しかし、スポーツマンとして、プレミアリーグで、世界最大のクラブの一つで、監督になれる機会を無視するのは難しい」と述べている。【翻訳編集】 AFPBB News