【ハンドボール】土井レミイ杏利、今季限りで現役引退 東京五輪で男子日本代表主将、TikTokクリエーター「レミたん」としても才能発揮

AI要約

東京五輪に出場したハンドボール男子日本代表の主将である土井レミイ杏利が現役引退を決定したことが発表された。

土井はハンドボールを小学3年生の時に始め、大学卒業後に一度引退したが、フランスでのプレーを経て再び日本に戻り、プロ契約のチームに所属した。

土井はハンドボール選手としてだけでなく、TikTokクリエーターとしても活躍し、ファンから支持を集めていた。

【ハンドボール】土井レミイ杏利、今季限りで現役引退 東京五輪で男子日本代表主将、TikTokクリエーター「レミたん」としても才能発揮

 2021年東京五輪に出場したハンドボール男子日本代表で主将を務めた土井レミイ杏利(34)=ジークスター東京=が今季限りで現役を引退することになった。21日に所属事務所が発表した。現役最後の試合は24日から東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる日本リーグ(JHL)のプレーオフとなる。

 小学3年生の時にハンドボールを始めた土井は埼玉・浦和学院高、日体大でプレー。けがの影響で大学卒業と同時に一度引退したが、語学留学先のフランスで再びプレーし、シャンペリと契約。2017年にはパリで行われた「ハンドスターゲーム2017」に外国籍選抜チームの一員として選出され、日本勢初の出場を果たした。

 19年に日本に復帰し、大崎電気とプロ契約で加入し、21年にジークスター東京に移籍。東京五輪では男子日本代表の主将を務め、8月4日に自身のSNSで代表からの引退を発表した。また、ハンドボール以外でも多彩な才能を発揮しており、「レミたん」として700万人をフォロワーをもつTikTokクリエーターとしても知られる。

 土井は今回の決断についてのコメントを発表。「思い返すと、ここまでの道のりは決して順風満帆といえるものではありませんでした」と26年間の競技生活を振り返り、「今日のこの日まで何度くじけそうになっても前に進み続けることができたのは、家族、チームメート、スポンサーの皆さま、そしてファンの皆さまの支えがあったからこそです。これはこの26年間において一番の財産です」とした。

 なお、6月29日に東京・ひがしんアリーナ(墨田区総合体育館)で行われるチームのファン感謝祭にも参加し、応援してくれたファンにあいさつする予定。今後もチーム活動への協力やアドバイスなど関係を継続しながらハンドボール界発展に寄与していく。