パドレス・シルト監督 ダルの日米通算200勝、7回無失点の快投に「もっとだね(笑)。さらに続けてほしいよ」
ダルビッシュ有投手が200勝を達成し、7回2安打無失点9奪三振の好投を見せた。
ダルビッシュは9三振のうち7つが曲がり球で、直球の最速は94.8マイルだった。
監督はダルビッシュの自己管理能力と投球技術を称賛し、明日のダブルヘッダーに備える重要性を強調した。
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<2024年5月19日(日)(日本時間20日)アトランタ・ブレーブス 対 サンディエゴ・パドレス @トゥルイスト・パーク>
パドレスのダルビッシュ有投手(37)が19日、敵地ブレーブス戦に先発登板し、7回2安打無失点9奪三振の好投。
野茂英雄、黒田博樹に続き史上3人目のとなる200勝(日本で94勝、メジャーで106勝)の偉業を達成。魔術師ダルビッシュらしい変幻自在の投球で節目の200勝を飾った。
過去、日米通算200勝を達成しているのは201勝の元ドジャース野茂英雄(日本で78勝、メジャーで123勝)と203勝の元ドジャース黒田博樹(日本で124勝、メジャーで79勝)のみ。
9三振のうち7つがスライダー、カーブなどの曲がり球。直球の最速は94.8マイル(約153キロ)。ピッチングは圧巻そのものだった。
さらにダルビッシュは、4月14日のドジャース戦から続く連続イニング無失点を25まで伸ばして自己最長を更新している。
37歳にしての無双投球を披露したダルビッシュに対してシルト監督は自己管理能力を褒め称えた。
ーーこの1か月近くのダルビッシュについて
ファンタステックだ。素晴らしいスタートだ。彼はエリート、この4試合の先発は見事としか言いようがない。
日本とメジャーリーグでの200勝という偉業はこのとこだからこそ成し遂げられる。長きに渡り、体に気を配り、自分の技術に打ち込んできた。彼への尊敬の念は桁外れだ。
ーーポイントは
彼は自分を大切にしている。素晴らしいゲームプランも持っている。準備も素晴らしい。直球、スライダー、スプリット、特に(今夜は)スローカーブが見事だった。
ーー明日はダブルヘッダー。ダルビッシュが長いイニングを投げた
とても重要だ。7回無失点に抑えたのは明日のダブルヘッダーに備えるに効果的だ。ダルビッシュにとって節目の金字塔はチームにとっても大きな登板となった。
ーー今後へ期待したいこと
もっとだね(笑)。さらに続けてほしいよ。