白鴎大足利が初4強 右腕・山口幸大は8回無失点と好投

AI要約

白鴎大足利が7回の一挙5得点で試合を決め、ベスト4一番乗り。春の関東大会で初の4強入りとなり、直井秀太監督は「強豪相手にどこまでできるかと思ったが、選手がよくやってくれた」と称えた。

先発右腕・山口幸大投手は8回5安打無失点と好投。テンポよく92球でまとめ、真っすぐと変化球をうまく組み合わせていた。

直球の最速が143キロにアップし、チームにはさらに速い投手もいるが、チーム一丸となって春季関東大会に挑んでいる。

 ◇春季関東大会 準々決勝 白鴎大足利5―0東海大相模(2024年5月20日 上毛新聞敷島)

 白鴎大足利が7回の一挙5得点で試合を決め、ベスト4一番乗り。春の関東大会で初の4強入りとなり、直井秀太監督は「強豪相手にどこまでできるかと思ったが、選手がよくやってくれた」と称えた。

 最後まで付けいる隙を与えなかった。先発右腕・山口幸大投手(3年)は8回5安打無失点と好投。テンポよく92球でまとめ「真っすぐがどれだけ通用するかと思っていて、ストレート勝負でいけました」と汗を拭った。

 雨の影響で試合開始が30分以上遅れたが関係ない。「チームのバッティングの流れにつながるようにテンポよく投げていました」と初回を3者凡退で片付けると波に乗った。

 毎回のように走者は出したが、130キロ台後半の直球にスライダーやチェンジアップなど多彩な変化球を織り交ぜあと一本は許さなかった。

 昨秋までの直球の最速は136キロだったが一冬越えて143キロまでアップ。オフに毎晩1キロの白米を食べ続けて体重を10キロアップした成果でもあり「冬の成果です」と誇らしげだ。

 チームには最速152キロ右腕・昆野太晴投手(3年)を擁するが「昆野だけじゃないぞと。そういう思いでこの春は挑んでいます」と目を輝かせた。