宇良は2敗に後退 幕内で過去4勝4敗の大関・豊昇龍に寄り倒される

AI要約

大相撲夏場所8日目、宇良は優勝争いトップから後退。豊昇龍に敗れ、2敗となった。

豊昇龍との対戦で宇良は左差しを活かせず、寄り倒された。元横綱・若乃花の解説では、宇良がもたれないように左差しを続けるべきだったと指摘された。

豊昇龍は、宇良のたぐる動きに乗じて勢いよく前へ出て勝利した。宇良は相手の動きを読み誤った面があった。

 ◇大相撲夏場所8日目(2024年5月19日 両国国技館)

 優勝争いトップに並んでいた西前頭4枚目の宇良(31=木瀬部屋)は大関・豊昇龍(24=立浪部屋)に敗れ、2敗に後退した。

 豊昇龍とは幕内で過去4勝4敗の五分。立ち合いは低い体勢で踏み込み、深い前傾の左差し。右張り差しの相手に右上手を与えなかった。ここで左も使って相手の左腕をたぐったものの、これに乗じて一気に前へ出た豊昇龍に寄り倒された。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「宇良は左差しで持ちこたえてほしかった。たぐる動きは相手を呼び込むのと一緒。土俵際で残して網打ちにいけるような間合いでもなかった。大関(豊昇龍)は、ここぞと(勝機を)逃さずに一気に出ましたね」と指摘した。