無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【CB】世界最高峰だったのに…。あまりに期待外れ

AI要約

カリドゥ・クリバリはナポリでの成功を受けてチェルシーに加入したが、期待に応えられず不本意な結果に終わった。

適応に苦しみ、パフォーマンスが低迷したクリバリは移籍金2300万ユーロでアル・ヒラルに移籍した。

チェルシーでの活躍は期待外れとなり、移籍は失敗に終わった。

無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【CB】世界最高峰だったのに…。あまりに期待外れ

 チェルシーはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でチェルシーが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

CB:カリドゥ・クリバリ(セネガル代表)

生年月日:1991年6月20日

在籍期間:22年夏~23年夏

移籍金:3800万ユーロ(約53億円)

クラブ通算成績:32試合2得点1アシスト

 フランスのFCメスでプロキャリアをスタートしたカリドゥ・クリバリは、ヘンクを経て2014年夏にナポリへ移籍。15/16シーズンから4季連続でセリエAチーム・オブ・ザ・イヤー(年間ベストイレブン)に選出、さらに18/19シーズンにはセリエA最優秀ディフェンダーに選出されるなど、イタリアの地で世界最高のセンターバック(CB)の1人へ成長を遂げた同選手は、昨年夏に移籍金3800万ユーロ(約53億円)でチェルシーへやってきた。

 チェルシーのレジェンドであるジョン・テリーが付けていた背番号26番を与えられるなど、周囲からの期待は大きかったはずだ。しかし、シーズン中に2度も監督が交代した影響もあり、プレミアリーグへの適応に苦しんだ同選手はナポリ在籍時のような圧倒的なパフォーマンスを見せることができず。今年1月にブノワ・バディアシルが加入した際にはスタメンから外されるなど、金額に見合う活躍を見せることができなかった。

 マウリシオ・ポチェッティーノ新監督を迎えた23/24シーズンこそは、と言いたいところだったが、イングランドで不甲斐ないパフォーマンスを見せたクリバリは、移籍金2300万ユーロ(約32億円)でサウジアラビアのアル・ヒラルへの完全移籍が決定。チェルシー加入は同選手にとっても、クラブにとっても失敗だったと言えるだろう。