無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【FW】61億が水の泡…。バロンドーラーがまさかの

AI要約

ACミランでの活躍が凄まじかったアンドリー・シェフチェンコを高額な移籍金で獲得したチェルシーだが、イングランドでは期待に応えられずに不良債権となった。

シェフチェンコは右ウイングでの起用や怪我に苦しみ、チームでの活躍ができずに苦しんだ。

結局、シェフチェンコは古巣ACミランに期限付き移籍しもう一度チャンスを掴むが、調子を取り戻すことはできずにフリーでチェルシーを退団することになった。

無駄遣い…。チェルシー歴代“不良債権”ワーストイレブン【FW】61億が水の泡…。バロンドーラーがまさかの

 チェルシーはこれまで豊富な資金力で多くのスター選手を獲得してきた。しかし、期待を裏切った選手も少なくない。今回は、21世紀以降でチェルシーが獲得した選手で“不良債権”となった例を紹介する。※移籍金などのデータは『transfermarkt』を参照

FW:アンドリー・シェフチェンコ(元ウクライナ代表)

生年月日:1976年9月29日

在籍期間:2006年夏~2009年夏

移籍金:4388万ユーロ(約61.4億円)

クラブ通算成績:77試合22得点10アシスト

 ウクライナの矢と呼ばれた歴代最高のストライカーの1人、アンドリー・シェフチェンコのACミランでの活躍は凄まじかった。1999シーズンに加入1年目ながらリーグ戦24ゴールを決めて得点王に輝くなど、ゴールを量産。02/03シーズンにコッパ・イタリア(国内カップ)とチャンピオンズリーグ(CL)の2冠達成に貢献し、5年ぶりのスクデット獲得(セリエA優勝)に導いた03/04シーズンにはバロンドールを受賞するなど、イタリアの地で圧巻のパフォーマンスを披露していた。

 シェフチェンコを獲得するために、チェルシーは2006年夏に4388万ユーロ(約61.4億円)もの移籍金を費やした。当時の市場を考えればかなり高額だったが、イングランドではシェフチェンコの輝きは完全に失われてしまった。

 1年目は不慣れな右ウイング(WG)を任されるなど、ジョゼ・モウリーニョ監督の戦術になかなか適応できずに苦しみ、リーグ戦30試合に出場するもわずか4ゴールしか決めることができず。2年目は怪我に苦しんでリーグ戦17試合5得点という成績に終わるなど、不甲斐ないパフォーマンスに終わったシェフチェンコは、2008年夏に古巣のACミランへ期限付き移籍で復帰するも調子が戻らず、2009年夏にフリーで退団することとなった。