「応援するのは簡単」敵球団の指揮官も最敬礼 異次元の大谷翔平に送る言葉「普段はドジャースの選手を褒めることはしない」

AI要約

大谷翔平が史上初となるシーズン51本塁打・51盗塁を達成し、その活躍が脱帽されている。

大谷はさらに14回の本塁打と盗塁を同時に達成し、1986年のリッキー・ヘンダーソンの最多記録を更新した。

大谷のプロフェッショナルな姿勢や成績に対して球界屈指の指導者も称賛し、世界中から注目を集めている。

「応援するのは簡単」敵球団の指揮官も最敬礼 異次元の大谷翔平に送る言葉「普段はドジャースの選手を褒めることはしない」

 大谷翔平(ドジャース)が残した偉業への反響が止まらない。

 現地時間9月19日、敵地でのマーリンズ戦に「1番・DH」で先発した大谷は、6打数6安打3本塁打2盗塁10打点17塁打と乱れ打ち。衝撃的な活躍で史上初となる「シーズン51本塁打・51盗塁」を達成した。

 翌20日のロッキーズ戦でも4打数3安打1本塁打2打点1盗塁と奮闘。同一試合での本塁打と盗塁を記録した数を「14」として1986年にリッキー・ヘンダーソン(当時ヤンキース)が作った最多記録(13)を超えた。

 直近7試合で打率.433、5本塁打、長打率1.067、4盗塁とギアを上げている大谷。そんな日本人スターの歴史的な活躍には、ライバル球団の指揮官も脱帽する。ドジャースと同じナショナル・リーグ西地区のダイヤモンドバックスを率いるトーリ・ロブロは、MLBの公式ラジオ局『MLB Network Radio on SiriusXM』のインタビューで、「アンビリーバブルな選手に盛大な祝福を送るよ」と賛辞を寄せた。

 同地区で覇権を争うライバルを率いるロブロ。ゆえに大谷を称賛するのは異例ではある。それでも59歳の指揮官は「オオタニは1人の人間として素晴らしい。正しい方法で物事に取り組み、正しいことに注意を払うエリートレベルの選手なら、応援するのは簡単だ」と強調。そして、こう続けている。

「普段は敵チーム、それもドジャースの選手を褒めたたえるようなことはしないよ。だけど、彼がやっているのはMLBの歴史上で誰も成し遂げていない素晴らしい記録の話だ。シーズン序盤から彼がこのような事を成し遂げることはわかっていたよ。ここまでの成績を残すのに、どれだけの努力が必要なのかを私は知っている。これは単なる偶然ではないんだよ」

 熱弁を振るうロブロは、「そのうちホームランを60本、いや、ひょっとすると70本だって打つ可能性がある」とも指摘。そして「彼は野球をどんな時も学び続けている。ずっと野球のためになる正しいことに注意を払い続けている」と、努力を怠らない大谷のプロフェッショナルな姿勢を称えた。

 球界屈指の智将の野球観も変えさせる大谷。「シーズン55本塁打・55盗塁」も現実味を帯び始めている彼の活躍には、世界中から熱視線が送られている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]