菊池雄星「15歳から知ってる」後輩大谷翔平偉業に「世界一の打者。誰よりも野球を楽しんでいる」

AI要約

アストロズはエンゼルスに3-1で勝利し、菊池雄星投手は6回5安打1失点の好投を見せたものの勝敗はつかなかった。

菊池は大谷翔平について、彼の実績や才能を讃え、大谷への尊敬を表明した。

菊池はアストロズでの勝ち頭を誇り、残りの試合でも全勝を目指す姿勢を示した。

菊池雄星「15歳から知ってる」後輩大谷翔平偉業に「世界一の打者。誰よりも野球を楽しんでいる」

<アストロズ3-1エンゼルス>◇19日(日本時間20日)◇ミニッツメイドパーク

 【ヒューストン(米テキサス州)19日(日本時間20日)=四竈衛】アストロズ菊池雄星投手(33)はエンゼルス戦に先発し、6回5安打1失点と好投したものの、勝敗はつかなかった。初回、先頭打者弾を浴びながらも、その後は要所を締めて9奪三振。ア軍の勝利後は、花巻東の後輩大谷の偉業をたたえる言葉が続いた。

 大記録達成の瞬間を、菊池はクラブハウス内の映像で見届け、マウンドへ向かった。「15歳から知ってると言っていいですけど、対戦することも多くて、体もどんどん大きくなって、米国人が飛ばせない打球を打つ。本当に世界一の打者。日本人として50本打つ選手が出てくるのは、僕も含めた野球選手、そして子供たちに大きな夢を与えてくれると思います」。米国内が「大谷一色」となる中、淡々とアウトを重ねた菊池は、同点の状況を守って救援陣へバトンタッチ。地元ファン総立ちの出迎えは、今や恒例となった。

 同郷の先輩としてだけでなく、一野球人として大谷への思い入れは強い。「本人の中では葛藤とかあると思うんですけど、誰よりも野球を楽しんでいるように見える。能力もそうですけど、そこが彼の一番のすごさだと見ています」。ア軍は8回に2点を勝ち越し、菊池の移籍後、登板日は9戦全勝。残り9試合でマジックは「5」となった。菊池の残り登板予定は1試合。「10試合勝って全勝で終わりたい。まずは地区優勝できるように準備をするだけかなと」。先発としての責任、重圧があっても、菊池は置かれた状況を楽しんでいるかのようだった。