【WWE】イヨ・スカイ 宿敵ビアンカ・ベレアと満場一致の名勝負&快勝!タッグ王座挑戦に大前進

AI要約

WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟のイヨ・スカイが宿敵ビアンカ・ベレアとの名勝負を制し、貴重な白星を手にする。

イヨはビアンカとの過去の激闘を経て、ロウでのシングルマッチを通じて壮絶な闘いを展開。

試合はイヨの奇跡的な逆転勝利で幕を閉じ、称賛を浴びた彼女は今後の王座挑戦を宣言。ビアンカも再戦への意欲を示す。

【WWE】イヨ・スカイ 宿敵ビアンカ・ベレアと満場一致の名勝負&快勝!タッグ王座挑戦に大前進

 WWEの〝ジーニアス・オブ・ザ・スカイ〟ことイヨ・スカイが、宿敵のWWE女子タッグ王者ビアンカ・ベレアとの名勝負を制し、価値ある白星を挙げた。

 カイリ・セインとの「ダメージCTRL」でタッグ王座を狙っているが、2週前のロウで行われた同王座挑戦者決定戦では惜敗。試合途中に、観戦していたビアンカ&ジェイド・カーギルの王者組ともめたカイリが左まぶたを切って流血するアクシンデントがあり、イヨはこれに気をとられフォール負けを喫した。

 16日(日本時間17日)のロウ(オレゴン州ポートランド)では、イヨがバックステージにいたビアンカ&ジェイドに「おういっ! おかしいだろ!」と日本語でくってかかった。さらに英語で、カイリが先日のアクシデントで目を負傷したためビカンカとのシングル戦に出場できないと吐き捨てた。これにビアンカは代わってイヨとの対戦を要求。イヨもにらみつけながら受諾した。

 イヨにとってビアンカは、2022年夏に「ダメージCTRL」に加わって以来、激闘を繰り広げてきた最大ライバルだ。ゴングが鳴ると、序盤からイヨのスピードとビアンカのパワーが真正面からぶつかり合い、火花を散らした。

 観衆の「レッツゴー、イヨ!」と「EST!」のチャントが飛び交う中、イヨは得意のミサイルキックを発射するが、3カウントは奪えない。セコンドのカイリがゲキを飛ばすも、イヨはビアンカのスプリングボード式ムーンサルトプレスをくらってしまう。続けて怪力のビアンカから、頭上高々とリフトアップされる。

 これをすぐさま脱出したイヨは、ロープの反動を利用したジャーマンで豪快に叩きつけた。白熱の攻防に、場内は「これぞ名勝負!」チャント一色に。イヨはビアンカを場外に落とすと「いくぞー!」の雄たけびからトペ・スイシーダだ。鮮やかな一発で流れを一気に引き寄せたが、ビアンカは何とイヨをブレーンバスターの体勢で持ち上げながら鉄階段を上り、リング内に放り投げた。

 衝撃の一発から450。スプラッシュを見舞うが、イヨはヒザを突き立て逆転に成功。コーナー上段からとどめのムーンサルトプレスを狙うも、逆にビアンカに捕まり、必殺KOD(変型フェースバスター)の体勢で担ぎ上げられた。絶体絶命の危機にイヨはするりと着地して、ビアンカの左脚を抱え込みながら後方に丸め込んだ。電光石火の小包固めで3カウントを奪取。あぜんとする王者組を尻目に、イヨはカイリと勝利を喜んだ。

 PLEのメイン戦でもおかしくない名勝負。SNSでも「素晴らしい試合」「ロウ史上最高の試合だ」「イヨ・スカイにスタンディングオベーションを」「イヨはGOAT」などと大絶賛の嵐だった。

 手応えを得たイヨも自身の「X」で「今夜の3カウントで、私たちがタッグ王座にふさわしいことを証明した。ビアンカとジェイドに挑戦したい」と王座挑戦を表明。敗れたビアンカから再戦エールが送られると「あんたはいつも私の闘志を次のレベルに押し上げてくれる。次の試合が待ちきれない!!!」とポストしていた。

 この日のロウは「ABEMA」にて放送された。