東京6大学秋季リーグ開幕 選手宣誓を務めた早大・印出太一主将が「今でも忘れない」無力感

AI要約

東京6大学野球の秋季リーグ戦の開会式が神宮球場で行われた。

早稲田大学野球部主将の印出太一が選手宣誓を行い、仲間やファンに感謝の気持ちを述べた。

印出主将は丁寧に言葉を選び、最後の秋を全力で戦い抜くことを誓った。

東京6大学秋季リーグ開幕 選手宣誓を務めた早大・印出太一主将が「今でも忘れない」無力感

<東京6大学野球リーグ>◇14日◇開会式◇神宮

 東京6大学野球の秋季リーグ戦の開会式が14日、神宮球場で行われた。

 春季リーグ戦で優勝した早大・印出太一主将(4年=中京大中京)が右手を高く掲げ、選手宣誓を行った。

 「宣誓。今ここにいる多くの仲間たちは、高校生の時、新型コロナウイルスの影響による戦後初の甲子園大会中止を経験しています。当時の悔しさ、無力感は今でも忘れたことはありません。甲子園という夢の舞台へ挑戦することすらできなかった夏から、4年。今こうして大学野球の聖地、明治神宮球場で、苦楽をともにしてきた仲間、他大学のライバルたちとともに、4年間の全てをかけて戦えることに喜びを感じています。このメンバーで戦える最後の秋。これまで支えてくれた家族、厳しくも温かく指導してくださった指導者の方々、苦しい練習も一緒に乗り越えてきた仲間、そして神宮球場に足を運んでくださる東京6大学野球ファンの皆さまへの感謝の気持ちを胸に、6校のプライドをかけて最後まで全力で戦い抜くことを誓います。令和6年9月14日、選手代表、早稲田大学野球部主将、印出太一」

 言葉を大事にする印出主将らしく、落ち着いて丁寧に思いを口にした。