阿部巨人、4季ぶりのVへ!鬼門のマツダで3タテを成し遂げた「勝負手」「ヤングジャイアンツの貢献」

AI要約

巨人は広島戦で5-0と快勝し、首位攻防3連戦を3タテで飾った。

若手選手の活躍や守護神の投入など、勝利に不可欠な要素が集結した試合だった。

阿部監督の目標へ向かう4季ぶりのVへ向け、ラストスパートが始まった。

阿部巨人、4季ぶりのVへ!鬼門のマツダで3タテを成し遂げた「勝負手」「ヤングジャイアンツの貢献」

 巨人は12日の広島戦(マツダ)を5-0と快勝。リーグ制覇の天王山といわれた大事な首位攻防3連戦を見事3タテで飾り、広島には4ゲーム差、最短であす13日にも優勝へのマジックナンバー「12」が点灯する。

 3連戦前まで今季わずか1勝と鬼門とされた敵地での戦いで巨人ナインが躍動した。

 3回、先頭の浅野翔吾が左翼線二塁打で出塁。続く門脇誠の投前バントが絶妙な形で転がり、床田寛樹の一塁悪送球を誘って1点を先制。さらに坂本勇人、岡本和真の適時打とたたみかけ、この回、一気に3点を奪った。

 大事な試合を託された先発の戸郷翔征も6回5安打無失点としっかり試合を作ったが、注目されたのは8回の継投にもあった。

 戸郷降板後、7回はケラー、8回はバルドナードと勝利の方程式でつなぐ中、8回二死一塁からバルドナードは四球を出し、二死一、二塁。ここで迎えたのは巨人戦に相性のいい末包昇大、嫌なムードが漂うと阿部慎之助監督はこの場面で、守護神・大勢を投入。今季初の回またぎとなったが、末包を投ゴロに仕留め、9回も3人で抑え、しっかり火消し役を務めた。

 前日の試合では相手守護神が2点をリードした9回の場面で先頭から連続四球を出したことから、大量失点につながった場面を間近で見た。

 不用意な四球が命取りになることをまざまざと感じたとあって、ここぞという場面で絶対守護神のカードを切るという勝負手に出た。

 また大事な3連戦では若手の活躍も光った。ここ最近は不振が心配されていた2年目外野手の浅野、また門脇も2戦目の9回の大逆転劇、3戦目の3回の攻撃で大きな役割を果たした。ベテランの坂本も3戦連続マルチ安打を記録と気を吐き、若手、ベテランの力を結集し、大きな勝利をもぎ取った。

 阿部監督が目標に掲げた勝利のセプテンバーへ、4季ぶりのVに向け、いよいよラストスパートだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]