「長かった…めっちゃ」約2年半、宇野昌磨が待ち焦がれた北京五輪団体銀メダル獲得の胸中を激白「着払いだったらどうしよう」

AI要約

宇野昌磨が北京五輪団体戦で繰り上がりで獲得した銀メダルが手元に届いた経緯を報告。

長らく授与式が延期されていたが、エッフェル塔前で授与式が行われ、宇野がメダルを手にした。

宇野は喜びを表現しつつ、家族への感謝の気持ちを述べ、プロスケーターとしての活動を続けている。

「長かった…めっちゃ」約2年半、宇野昌磨が待ち焦がれた北京五輪団体銀メダル獲得の胸中を激白「着払いだったらどうしよう」

 今年5月に現役引退を自身のインスタグラムで報告し、プロ転向を表明した宇野昌磨が9月10日、自身のYouTubeチャンネルを更新。2022年の北京五輪フィギュアスケート団体で獲得した銀メダルが約2年半の歳月を経て手元に届いたことを報告した。

 北京五輪の団体戦で史上初の銅メダルを掴んだ日本。しかし、金メダルだったROC(ロシア・オリンピック委員会)のカミラ・ワリエワのドーピング違反の影響で、メダル授与式の実施が長らく延期されていた。

 事態が動いたのは今年1月、スポーツ仲裁裁判所(CAS)がワリエワに4年間の資格停止処分を認める裁定を下した。国際スケート連盟(ISU)はこの決定を受け、団体戦はアメリカが金メダル、日本が銀メダルに繰り上がると正式発表。ROC側は納得いかず控訴したが、CASがこの訴えを棄却したことにより、アメリカと日本の繰り上がりが確定した。

 そして、先月のパリ五輪の期間にエッフェル塔の前に設置されたファンと五輪メダリストの交流場である「チャンピオンズパーク」で表彰式が実施された。団体戦に出場した選手たちはメダルを直接受け取ったが、宇野だけはスケジュールの都合で欠席していた。そして10日、ついに宇野のメダル授賞式が行なわれ、念願のメダルを手にした。

 宇野はメダルをカメラに見せると、「長かったですね、めっちゃ。本当に長かったです」と本音を吐露。紆余曲折を経て手元に届いた銀メダルを見つめ、周囲への感謝を述べた。

 メダルの他にも賞状やピンバッジ、五輪マークが施された時計など次々と貴重な受賞品を紹介した宇野。ピンバッジのケースがガッチリ閉じられているため、「固すぎるな」と苦戦するシーンや、「これはまた重いぞ」とメダルケースに顔をしかめたりするリラックスした表情を見せた。

 

 動画の後半では「僕は最初、(メダルは)郵送で送られてくるのかなと思っていました。着払いだったら、どうしよう」と周囲の笑いを誘いながら、「大変なこともありましたけれども、こうして私の手元に今届けばOKです」とメダルを手にして、しみじみと振り返った。

 また、弟である樹の公式YouTubeチャンネル内では親孝行なレア映像も。「#小さな授与式」というショート動画内で、「この度、銀メダルを獲れたのはお母さんのおかげです。ありがとうございます」と語り、母親へ銀メダルを首にかけてあげて喜びを分かち合う微笑ましい姿を公開した。

 9月7、8日にはアイスショー『ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~』(千葉・ららアリーナ 東京ベイ)で再び主人公のモンキー・D・ルフィ役を熱演した宇野。プロスケーターとして、精力的な活動をこなしている。

構成●THE DIGEST編集部