「ミラクルメッツ」メンバー、クレインプール氏が79歳で死去「我々は深く悲しんでいる」と球団

AI要約

エド・クレインプール氏が79歳で亡くなった。69年にはワールドシリーズで活躍し、球団初の優勝に貢献した。

クレインプール氏は18年間メッツでプレーし、球団歴代最多の1853試合に出場。引退後は球団殿堂入りを果たした。

チームメートのクレオン・ジョーンズ氏がエドの死に深い悲しみを表明し、球団も追悼の意を示した。

 メッツは9日(日本時間10日)、69年に奇跡的な快進撃で世界一を達成した「ミラクルメッツ」の一員、エド・クレインプール氏が8日に79歳で死去したと発表した。数年前から糖尿病を患い、最期はフロリダ州の自宅で、心停止したという。

 一塁手兼外野手だったクレイプール氏は球団創設1年目の62年にデビューし、メッツ一筋に18年間プレー。65年には唯一のオールスターに選出され、オリオールズと対戦した69年ワールドシリーズ第3戦で本塁打を放つなど活躍し、球団初のワールドシリーズ制覇に貢献した。

 18年間で球団歴代最多の1853試合に出場し、通算打率2割6分1厘、118本塁打、614打点。引退後の90年に球団殿堂入りを果たした。

 球団創設時からのチームメートだったクレオン・ジョーンズ氏は球団を通じ「エドとは先週、話をしたばかりだった。創設から所属していた選手は我々2人だけだなと言っていた」とコメントを発表。球団は「我々は深く悲しんでいる」と追悼した。