31年ぶり1部復帰東農大、初戦惜敗も「負けた試合ながら手応え十分」一時同点弾の和田泰征主将

AI要約

東農大は31年ぶりに1部リーグ戦に復帰し、亜大に惜敗して初戦を落とした。

和田のソロ本塁打と適時打で勝ち越すも、エース長谷川が1発を浴びて振り出しに戻る展開となった。

長谷川の力投で迎えた9回、暴投で勝ち越されてしまい、北口監督は連敗を繰り返さないようチームに期待を寄せた。

<東都大学野球:亜大3-2東農大>◇第1週第1日◇9日◇神宮

 93年秋以来、31年ぶりに1部に復帰した東農大は、亜大に惜敗し初戦を落とした。

 5回には主将の5番和田泰征内野手(4年=習志野)のソロ本塁打と、適時打で一時勝ち越し。なおも直後の6回にエース長谷川優也投手(4年=日本文理)が、手痛い1発を浴びて試合は振り出しに戻った。

 両軍譲らぬ展開で迎えた2-2の9回。力投を続けていた長谷川が1死二塁としたところで降板。代わった岡部大輝投手(2年=聖望学園)が暴投し、走者を三塁へ。1死三塁から、三遊間を抜く左前適時打を許して勝ち越された。

 北口正光監督(57)は「和田の本塁打、そのあとタイムリーが出て流れがこっちにきたんですけど、あと1、2点欲しかった。ここで本塁打はないよねというところで1発が出たので、2度と繰り返さないという思いで、バッテリーでもう1回やり直してくれたら」と話した。

 5回に同点弾を放ち、2安打1打点だった和田は「負けた試合ながら手応えは十分あった。2部のビリからスタートしてまた1部のビリからスタートする。チャレンジ精神で思い切りやりたい」と、手応えととも気持ちを切り替えた。