“人生最悪の夏”を乗り越えたグリーリッシュ イングランド代表復帰戦でのゴールに喜び爆発
イングランド代表がアイルランドを2-0で破り、ジャック・グリーリッシュが復帰初戦でゴールを決めた。
グリーリッシュは怪我やEURO2024メンバー落選などの挫折を経験し、復活を果たした試合で喜びを語った。
シティでのポジション争いにも言及し、代表復帰を続けるためにはクラブでも好パフォーマンスを続ける必要がある。
UEFAネーションズリーグ・グループBでアイルランドと対戦し、2-0で勝利を収めたイングランド代表。この試合で2点目を決めたジャック・グリーリッシュは喜びを爆発させた。
これまでイングランド代表常連組であったグリーリッシュだが、昨シーズンは怪我にも悩まされ、マンチェスター・シティでは公式戦36試合に出場し、3ゴール3アシストという結果に終わった。そのため、今夏に行われたEURO2024のメンバーには選ばれず、同選手はこれをキャリア最大の挫折だったと振り返っている。
そんななか、リー・カーズリーが暫定監督となった新体制1発目に代表に返り咲いたグリーリッシュ。復帰初戦となるアイルランド戦にかける思いは大きかっただろうが、見事にゴールという形で結果を残した。『ITV Sport』にてこの試合がグリーリッシュにとってどんな意味を持つか問われ、このように答えている。
「すべてだよ。そして最後にファンのところに行って、自分の名前を歌ってくれるのを聞くこともできた。誰もがまったく同じことを言うだろうが、特に今回のような試合で、国全体が注目する中でイングランド代表としてプレイすることほど素晴らしい気分はない」
「夏の間、私は以前にも別のインタビューで答えたように、正直に言って、それはおそらく私の人生で最悪の夏の一つだった。なぜなら、目の前で起こっていることをすべて見ないわけにはいかなかったからだ。大変だったけど、立ち直る決意がさらに強まった」
イングランド代表復帰戦を最高の形で飾ったグリーリッシュ。しかしまだやらなければならないことがある。シティでもレギュラーを奪取することだ。今シーズン、ここまでグリーリッシュは2試合に出場しているものの、1試合は途中出場だ。ジェレミー・ドクとの熾烈なポジション争いも待っている。
近年のイングランド代表はどのポジションにも複数のスター選手がおり、メンバー入りはかつてないほどに過酷だ。グリーリッシュが再び代表に定着するためにもシティでのパフォーマンスも重要になってくるだろう。
まだ9月の代表戦はフィンランドとの試合を残しているが、代表での好調さそのままにシティでも再び躍動するグリーリッシュを期待したい。
