主将ドンナルンマが燃える「イタリアの質はフランスと同じ。僕らはEUROの時とは違う」

AI要約

イタリア代表主将のGKジャンルイジ・ドンナルンマが、フランス戦に向けて前日会見に出席し、対戦相手やチームの再起について語った。

フランスとの試合に向けて準備を重ね、新たなサイクルの始まりに意欲を示すドンナルンマ。また、元同僚のエンバペについても言及した。

さらに、PSGで活躍中の若手FWバルコラについても触れ、彼の脅威に対処する意気込みを語った。

主将ドンナルンマが燃える「イタリアの質はフランスと同じ。僕らはEUROの時とは違う」

イタリア代表主将のGKジャンルイジ・ドンナルンマが5日、UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグAグループ2第1節のフランス戦へ向けて前日会見に出席し、アッズーリや対戦相手などについて語った。

王者として臨んだEURO2024(ユーロ2024)において、スイスに敗れてベスト16敗退に終わったイタリア。再起をかけルチアーノ・スパレッティ監督の下、5日には敵地でフランスに挑む。2021年からパリ・サンジェルマン(PSG)でプレーする25歳の主将ドンナルンマは、ディディエ・デシャン監督率いる強豪や自チームについて語った。

「フランスはイタリアより強いか? 非常に強い選手たちがいる。クオリティは僕らと同じだと思うが、経験値で僕らを少し上回っているのではないだろうか。だがサッカーは、11人対11人でプレーする。どちらが優勢ということはなく、難しい試合になるだろう。スピードのある選手が多く、注意しなければならない。準備してきたことをピッチで示せるように取り組みたい。きっと素晴らしい試合になるだろう」

「この上ない試合だ。僕らはEUROの時とは違う。フランスのような素晴らしいチームと対戦できて嬉しく思っている。新たなサイクルが始まって、全員モチベーションは高い。チームへの帰属意識や自分たちが何者であるかを示そうという意欲も感じられるんだ」

続いてドンナルンマは、今夏PSGを退団してフリーでレアル・マドリーへ移籍した元同僚のキリアン・エンバペに言及。地元パリのファンから反発の可能性が懸念されているが、イタリア代表主将は温かく迎え入れられるはずだと指摘した。

「彼とは素晴らしい関係を築いたし、友人だが、明日はライバルになる。彼はPSGやパリの街に多くを与えた選手なので、きっと他のフランスの選手と同僚に歓迎してもらえるはずだ。選手がそれぞれ、自身の決断を下すのは当然のことだし、何も問題はないと思う。彼はパリにいる間、全力を尽くしていたからね」

またイタリア代表GKは、今シーズンPSGで4得点を挙げ“エンバペの後継者”とも評価されるFWブラッドリー・バルコラにも触れた。

「彼をどのように止めるか? 非常に強い選手だ。彼は今シーズン、1歩前進したように思う。予測不能な選手なので、僕のチームメートたちを助けることは難しい。だが、彼のことはよく知っているので、何かしら奪うことはできるかもしれない」