中国代表OBが苦言「川に飛び込みたくなった」 12年ぶり不名誉…大敗に広がる波紋「屈辱」

AI要約

2026年の北中米ワールドカップ予選で日本代表が7-0で中国代表に勝利し、大差の結果に中国側もショックを受けた。

日本代表は遠藤航、三笘薫、南野拓実、伊東純也、前田大然、久保建英がゴールを決める活躍を見せ、中国代表は7点差の敗戦を喫した。

中国のサッカー関係者やファンからは怒りや失望の声が上がり、サッカーのレベル差や政治との関わりについても議論がされている。

中国代表OBが苦言「川に飛び込みたくなった」 12年ぶり不名誉…大敗に広がる波紋「屈辱」

 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が開幕し、日本代表は9月5日に行われた初戦で中国代表に7-0で快勝した。前評判通りの結果とはいえ、想像以上の大差に中国側もショックを隠せないようだ。

 森保ジャパンは前半12分にMF遠藤航のゴールで先制すると、同アディショナルタイムにMF三笘薫が追加点を奪い、ハーフタイムを迎える。さらに、後半にはMF南野拓実が2ゴール、途中出場のMF伊東純也とFW前田大然が加点し、最後はMF久保建英が締めくくり、7-0と最終予選で白星スタートを切った。

 ボール支配率27.3%にとどまった中国はFWジャン・ユーニンが前半に放ったシュート1本のみで、枠内シュートは0。7点差は中国にとってW杯予選史上ワーストの敗戦で、国際Aマッチでも2012年のブラジル戦(0-8)に次ぐ不本意な記録となった。

 元中国代表DFで、2001年にAFCアジア年間最優秀選手に輝いた范志毅(ファン・ジーイー)氏は試合後に怒りを露わにし、「黄浦江(上海市にある著名な川)に飛び込みたくなった。日本に負けるのは仕方ないが、ひどすぎる」と辛口コメントを残した。

 また、ドイツの移籍情報サイト「TransferMarkt」の中国版管理者であるAsaikana氏は、「日中両国の長年蓄積した差が、今夜立証された。この屈辱を忘れてはならない」と主張した。

 30年以上アジアサッカーを取材する記者の馬徳興(マー・デーシン)氏は、中国版X(旧ツイッター)の「微博(Weibo)」で「目が覚めたか? 残酷な現実に目を向けよう。まずサッカーを政治の道具にしている連中、サッカー界で政治をやってる連中は、もうこれ以上中国サッカーに害を与えないでくれ。中国サッカーをサッカー人に返してくれ」と、怒りを交えて投稿していた。