【陸上】田中希実5000m14分49秒95で東京世界陸上の標準突破!!やり投・ディーン3位で初ファイナルへ/DLチューリヒ

AI要約

田中希実がDL最終戦で5000mで7位に入り、東京世界選手権の参加標準記録を突破。自己6番目の好記録を達成。

ディーン元気は男子やり投で自己7番目の記録をマークし、DLで3位入賞。初のDLファイナル出場権を獲得。

村竹ラシッドは男子110mハードルで6位に入り、一時的に2位を争う活躍を見せる。

【陸上】田中希実5000m14分49秒95で東京世界陸上の標準突破!!やり投・ディーン3位で初ファイナルへ/DLチューリヒ

世界最高峰のダイヤモンドリーグ(DL)シリーズ最終戦となる第14戦・チューリヒ大会(スイス)が9月6日に行われ、女子5000mの田中希実(New Balance)が14分49秒95で7位に入った。この記録で、来年の東京世界選手権の参加標準記録(14分50秒00)を突破。自己6番目となる好記録だった。

トップは1周67秒ペースでグングン飛ばすなか、田中は8位前後をキープ。1000mを2分52秒、2000mは5分48秒で通過した。4000mまで3分03秒でつなぐと、ラストの1000mは2分54秒に上げた。

田中はパリ五輪に1500mと5000mに出場。いずれも決勝には進めなかった。1500mでは準決勝で3分59秒70をマークして東京世界選手権の参加標準記録を突破していた。5000mは今季好調だったが、パリで決勝を逃して悔しい思いをしていた。

この結果、DLのシリーズで8ポイントを獲得したがファイナル進出条件の10位にポイントで並びながら12位にランクイン。上位選手の出場状況次第では2年連続のファイナル出場の可能性も残す。昨年のDLファイナルでは6位に入っている。

男子やり投のディーン元気(ミズノ)は3回目に自己7番目となる82m69をマークし、自身DL最高位の3位。この結果、自身初のDLファイナル出場権を獲得している。ディーンは今夏のパリ五輪に3大会ぶりに出場し、決勝まであと一歩に迫った。

男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)は13秒20(-0.3)の6位。中盤までは2位争いするなど、見せ場を作った。

DLファイナルは9月13、14日にベルギー・ブリュッセルで開催。女子やり投の北口榛花(JAL)、男子110mハードルの泉谷駿介(住友電工)、男子100mのサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)が出場権を得ている。