一時代の終焉…バロンドール候補者にメッシ&C・ロナウド不在は21年ぶり

AI要約

フランスのサッカー専門誌が2024年のバロンドール候補者を発表し、メッシとC・ロナウドの名前がなかった。

長年のライバル関係にある両者が双方不在の30名リストは2003年以来のことであり、一時代の終焉を感じさせる。

過去のバロンドール受賞歴や候補入り歴を振り返りつつ、昨年以降の双方の順位や不在回数を詳細に紹介。

一時代の終焉…バロンドール候補者にメッシ&C・ロナウド不在は21年ぶり

 フランスのサッカー専門誌『フランス・フットボール』は4日、2024年の男子バロンドール候補者を発表。30名のリストの中に、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ/アメリカ)とポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)の名前はなかった。

 長年にわたってバロンドール争いでも“ライバル”として鎬を削ってきた両者。メッシは昨年で歴代最多8度目の受賞を果たしており、C・ロナウドもメッシに次ぐ5度の受賞を誇る。2007年に当時マンチェスター・ユナイテッドに所属していたC・ロナウドが2位、バルセロナに所属していたメッシが3位となって以降、両者が上位3名のリストに揃い踏みしなかった年は5回のみ。「どちらが獲るのか」ということにフォーカスが当てられるほど、バロンドールに愛された2人だった。

 しかし、今回発表されたリストはメッシ、C・ロナウドともに選外。30名の候補リストにも入らなかった。

 フランスメディア『レキップ』によると、メッシとC・ロナウドのどちらも不在のバロンドール候補者リストとなったのは、2003年以来のことだという。C・ロナウドは2004年に初めて候補入りし、12位にランクイン。対するメッシは2006年に初めて20位となった。以降、新型コロナウイルス感染症の影響により開催されなかった2020年除いて、両者は2021年まで常に1桁順位をキープ。2022年にはメッシがノミネートされなかったものの、C・ロナウドは20位に入り、逆に昨年はC・ロナウドが候補外だったものの、メッシは自身8度目のバロンドールに輝いていた。

 双方の選手がともに30位以内に入らなかったのは21年ぶり。今年のリストは一時代の終焉を感じさせるものとなった。