【柔道】ウルフ・アロン通りがJR新小岩駅に爆誕?「高所恐怖症なので…」乗れないアレも明かす

AI要約

柔道男子100キロ級の21年東京オリンピック金メダル、パリ五輪7位のウルフ・アロンが地元役所に訪問。地元通りに名前を付ける可能性が浮上。

地元通りの命名に関して区長と熱心なやり取り。ウルフは市民に支持されていることを明かす。

将来の引退について初めて公表。積極的な活動やYouTubeチャンネルの運営に努めている。

 柔道男子100キロ級の21年東京オリンピック(五輪)金メダル、今夏パリ五輪7位のウルフ・アロン(28=パーク24)が2日、出身の東京・葛飾区役所に青木克徳区長を表敬訪問した。懇談の中、実家の最寄りであるJR新小岩駅の商店街「新小岩小松通り会」付近に「ウルフ・アロン通り」が誕生する可能性が浮上。記念品の贈呈だけでは終わらず、栄誉ある愛称が地元に残るかもしれない。

 ウルフが「地元では、既にウルフ通りとか、アロン通りとか呼ばれているそうですよ。通りが欲しい」とアピールすると、青木区長が「考えます」と即答し、周囲を爆笑させた。

 「地元の意見もあるので…」とリップサービスかと思いきや「もともと細い通りには名称が付いていないので、地元の意見がそうであれば、付けて表示をするとかね」と青木区長は前向き。「要望が上がってくるのを待つのか」と聞かれると「いや、地元に聞きますよ」と力を込めた。09年の初当選から現在4期目、今年12月に就任から丸15年を迎える区長の広い顔を生かした、心強い“約束手形”まで飛び出していた。

 その青木区長らとの懇談では「47万の区民が応援していた」と、ねぎらわれた後、パリ五輪の柔道混合団体で話題になった代表戦ルーレットについても話が広がった。フランスの英雄、怪物リネールと斉藤立の対戦決定について、ウルフは「細工、あったでしょ!」と冗談を飛ばしながら「五輪から帰国後は、YouTubeやメディア出演で普及、振興に努めています」と近況報告。自身のYouTubeチャンネルは登録11・1万人まで伸びたが、ぶっちゃけトークが売りだけに「“ファン”も“不安”も増えている」と笑い飛ばしていた。

 減量を終え、増加した体重についても聞かれたが「高所恐怖症なので…。体重計に乗れないんです」と“高さ”を強調。新小岩駅について「駅前の再開発がすごい。自分が子供の頃は住みたくない街と言われていたけど、今は住みたい街のランキングに入っているとか。何より、スターバックスができました。治安のいい場所にしか出店がないと聞いているので安心」と再び爆笑を誘った。

 表敬訪問後の取材では、来年6月の全日本実業団体対抗大会を最後に現役引退する意向を、公の場では初めて明らかにもしていた。【木下淳】