2戦3発で切れ味増す東京V山見大登「積み上げていけば上には行ける」暫定7位もさらなる高みへ

AI要約

山見大登が2試合3ゴールを挙げ、東京Vの2連勝に貢献。

山見は控えめに勝利を喜び、途中交代時に悔しさを表現。

東京Vは残留を目指し、山見は今後の高みを見据えている。

2戦3発で切れ味増す東京V山見大登「積み上げていけば上には行ける」暫定7位もさらなる高みへ

[8.31 J1第29節 柏 2-3 東京V 三協F柏]

 前節に続いてゴールを挙げ、東京ヴェルディの今季3度目となる2連勝に大きく貢献した。MF山見大登は2試合3ゴールにも「そこはあまり気にしていない」と冷静。「勝てたのであればよかった」と控えめに喜びを口にした。

 2ゴールを決めた前節・鹿島アントラーズ戦から勢いは続いていた。1-1で迎えた前半30分、スローインをMF齋藤功佑が奪うと、左サイドからすかさず最前線まで走った。「相手のSBが高い位置を取ることはスカウティングでわかっていた」。斜めに走ってPA中央に入ると、「関根(大輝)選手のスライディングもうまく見えた」。右足の切り返しで関根をかわすと、すかさず右足シュートをゴールに流し込んだ。

 前半終了間際に追いつかれるも、後半10分にはMF翁長聖のゴールで勝ち越し。走り切った山見は足を攣る仕草を見せると、同18分に途中交代した。活躍を残した試合だからこそ、途中交代に悔しさをのぞかせる。「チャンスにつながる場面が多かったからこそ、すごくスピーディな展開になってしまった。そういったところでももう一個落ち着きがあってもよかったかなと思う」。勝利の余韻に浸ることなく、試合を振り返った。

 東京Vは10位から暫定7位に浮上。まずJ1残留を目標に掲げるチームにとって、大きな勝ち点3となった。「積み上げていけば上のほうには行けると思う」(山見)。シーズン終盤に掴んだ手応えとともに、「(順位は)意識せずに一戦一戦戦っていければ」とさらなる高みを見据えていた。