カーショーの左足にアクシデント 2回途中3失点降板に「すごくイライラした」

AI要約

大谷翔平の活躍でドジャースはダイヤモンドバックス戦を辛くも逃げ切り、3連勝を達成した。しかし、先発左腕のクレイトン・カーショー投手が左足の痛みにより2回途中で降板するアクシデントが発生した。

カーショーは左足親指の骨棘の影響により足の状態が悪化し、試合中に痛みを訴える場面があった。ロバーツ監督もカーショーの状態を心配し、すぐに交代を決めた。

先発投手陣に続いてカーショーも不調となる中、チームは団結し大谷翔平の活躍などで勝利を収めたが、カーショーの状態が懸念されている。

カーショーの左足にアクシデント 2回途中3失点降板に「すごくイライラした」

 ドジャースは30日(日本時間31日)のダイヤモンドバックス戦(アリゾナ)を大谷翔平(30)の史上初「43―43」などの活躍で10―9と辛くも逃げ切って3連勝としたが、一方で先発左腕のクレイトン・カーショー投手(36)をアクシデントが襲っていた。

 2点リードの初回に一死一、三塁からベルに適時打を許すと死球で満塁とし、スアレスの犠飛であっさり同点。再び3点リードをもらった2回、先頭のキャロルに右翼席に18号ソロを許したところで左足の痛みを訴えた。ロバーツ監督やトレーナー陣がマウンドに集まって話し合い、カーショーは無念の2回途中を3安打3失点、27球で降板となった。

 以前から抱える左足親指の骨棘による痛みが生じたと言い、カーショーは「何をやってもつま先を押し出す方法が見つからなかった。すごくイライラした。ブルペン(リリーフ陣)で8イニングをカバーしなければならなかった。僕が原因だったことが残念だ」と表情を曇らせた。初回を投げ終わったところでロバーツ監督に足の状態を伝えていたという。

 ロバーツ監督は「大きなチームの勝利だった。犠牲はあったが、選手たちが団結し、粘り強く頑張ったことが大きかった」とチームの勝利を喜びながらもカーショーについては「明らかによくない。腫れているし、痛みもある。彼は何とか切り抜けようと全力を尽くしているが、今日は足が出なかった。腕への影響も心配になった」とすぐに交代を決めたという。

 山本由伸が6月から右肩腱板損傷で離脱し、グラスノーも右肘腱炎で8月16日にIL入りしている。「カーショーは明日の状態を見るつもり。ILに入るようなら誰か来るかもしれない」と指揮官。先発陣の危機的状況を乗り切れるか。