【ソフトバンク】小久保裕紀監督「完敗です」×2だけ 5失点KO有原航平「頑張るしかない」

AI要約

ソフトバンク小久保裕紀監督が完敗を認める

先発投手の有原が不振で11連勝ストップ

ソフトバンクチームは勝ち越しできずリーグ制覇に向けて努力

【ソフトバンク】小久保裕紀監督「完敗です」×2だけ 5失点KO有原航平「頑張るしかない」

<ロッテ6-2ソフトバンク>◇30日◇ZOZOマリン

 ソフトバンク小久保裕紀監督(52)は「最初に予告しとくわ。今までで(取材時間)一番短いよ」と予告し「完敗です」と2度繰り返した。試合後の囲み取材は今季最短の20秒で終了。淡々とした表情で切り上げ、足早にビジター球場を後にした。

 いつもの“無双感”が消えていた。先発した有原が5回9安打5失点で降板。初回を無失点スタートも、2回に2点を先制された。2死を奪ってから「集中打を食らってしまった」と手痛い4連打。その後も修正できず、3回1失点、4回2失点と先発の役目を果たせなかった。

 対ロッテは日本ハム時代の19年から無傷の11連勝も、同5月6日以来の黒星。8月は計5試合に登板し、4試合で5失点以上と精彩を欠く。リーグトップの11勝をマークするも、夏場の失速は気がかりだ。倉野1軍投手チーフコーチは「何が原因なのかっていうのは分析して、改善できるところはしていきたい」と語り、「次はまたしっかり勝てるピッチングをしてもらいたいですね」とエースの奮起を期待した。右腕も「次はしっかり投げられるように修正したいなと思います。頑張るしかないです」と懸命に前を向いた。

 チームは3カード連続で勝ち越しがなく、直近8戦は2勝6敗と波に乗れない。2位日本ハムが勝利し、優勝マジックは19で足踏みとなった。シーズンも残り27試合。気持ちを切り替え、4年ぶりのリーグ制覇へ1歩ずつ向かっていくだけだ。【佐藤究】

 ▽ソフトバンク岩井(1軍昇格即1回を無失点投球)「久々の1軍登板だったんですけど、ゾーンでしっかり攻めることができたので良かったです」