王者・中嶋一輝、2回KOで初防衛 東洋太平洋スーパーバンタム級、次戦は辰吉丈一郎の次男・寿以輝と対戦【ボクシング】

AI要約

ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級タイトル戦で、中嶋一輝が初防衛に成功。試合は2回2分11秒のKO勝利で決まった。

次の対戦相手が辰吉寿以輝で、注目が高まる中、中嶋は勝利後に「テンションが上がります。絶対にKOで勝ちます」と宣言。

一方、敗れた和気慎吾は痛恨の敗戦を受け入れ、「今後については明言しないが、悔いはない。スッキリしています」とコメントした。

王者・中嶋一輝、2回KOで初防衛 東洋太平洋スーパーバンタム級、次戦は辰吉丈一郎の次男・寿以輝と対戦【ボクシング】

◇27日 ボクシング 東洋太平洋スーパーバンタム級タイトル戦(東京・後楽園ホール)

 王者・中嶋一輝(31)=大橋=が、和気慎吾(37)=FLARE山上=を2回2分11秒KOで退け、初防衛を果たした。WBC15位と世界ランクも持つ王者は2回に突っ込みながらの左フックを効かせ、和気がふらついたところへラッシュをかけて仕留めきった。

 「左フックは練習から狙ってました。まとめられたのはよかったです」。試合後はリングに辰吉寿以輝(大阪帝拳)が登場し、次戦、年末に対戦すると発表された。元WBCバンタム級王者・辰吉丈一郎の次男との対戦は注目必至で、王者は「テンションが上がります。絶対にKOで勝ちます」と宣言した。

 中嶋は東洋太平洋バンタム級、WBOアジアパシフィック・スーパーバンタム級と過去に地域タイトルを2度獲得しているが、いずれも初防衛でKO負けしており、今回が初の防衛成功だった。戦績はこれで16勝(13KO)2敗1分け。次戦で対戦する辰吉寿は16勝(10KO)1分けだ。

 敗れた和気は31勝(22KO)9敗2分けに。元日本・東洋太平洋スーパーバンタム級王者で2016年に世界挑戦の経験もある37歳にとっては痛恨の敗戦だ。控室では「今回にかける思いは42戦で一番強かった。やれることはやりきった。今すぐに今後について明言することはないですが、悔いはない。スッキリしています」と発言し「18年間ありがとうございました」と頭を下げた。