【浦和】ヘグモ監督解任→スコルジャ氏再就任「成績、マネジメントを総合的に判断」堀之内SD

AI要約

浦和レッズがヘグモ監督を解任し、スコルジャ監督を再招聘することを発表。

就任から4年半の間に4度目の監督交代を行った理由やスコルジャ新監督の信頼を示す声明を発表。

来年のクラブワールドカップに向けてスコルジャ監督の下で立て直しを図ることを目指す。

【浦和】ヘグモ監督解任→スコルジャ氏再就任「成績、マネジメントを総合的に判断」堀之内SD

 浦和レッズは今季から就任したヘグモ監督を解任し、昨季まで率いたスコルジャ監督を再招聘(しょうへい)することを発表した。堀之内聖スポーツダイレクター(SD)がサポーターへ声明を出した。

 声明の中で「フットボール本部立ち上げ以降、約4年半の間に4度目の監督交代を重く受け止めている」とした。今回の決断に「監督を代えないことを目的化せず、これまでの公式戦全28試合の成績、試合やトレーニングを通じて可視化されるスタイルの浸透度、ピッチ外も含めた選手やコーチングスタッフに対するマネジメントスキルなどを総合的に評価した結果」と明かしている。

 スコルジャ新監督は昨季、選手と密にコミュニケーションを取り、ミーティングも各選手の心や戦術に刺さるものが多かった。だが、ヘグモ監督が就任し、スコルジャ氏の下で重責を担っていた主将のDF酒井宏樹が移籍し、副主将のDFショルツ、MF岩尾憲が今夏に移籍した。

 声明では「当然ながら、その原因が全て監督にある、という短絡的な他責思考で判断を行うのではなく、シーズン途中での移籍による選手の入退団や傷病による選手のコンディション不良が及ぼすスカッドの変化、その他の変動要素も考慮した上で、取るべき手段とそのタイミング、直接間接を問わない二次的影響も視野に入れた検討の結果、成長の方向性を継続することと、成長のスピードを上げることの重要性を再確認し、そのための手段としてこのタイミングでの監督交代という決断を下しました」としている。

 来年にはクラブワールドカップ(W杯)が控える中、スコルジャ新監督の下で立て直しを図る。