ポルトガル代表、歴代ストライカーの系譜(6)超絶技巧WG→最強FWヘ。史上最強、前人未到の生ける伝説
クリスティアーノ・ロナウドはポルトガル代表として15年以上活躍しており、ワールドカップでも重要な役割を果たしてきた。
ウィンガーとしてはドリブルを得意とし、ストライカーとしても高い得点能力を持っている。
年齢を重ねてもゴールへの貢献度は高く、クラブでも代表でも数々のタイトルを獲得してきた。
ポルトガル代表が強豪と言われるようになったのは、意外にもこの20年ほどの間だ。では、いったいどのような選手たちが最前線で、勝利に不可欠なゴールを決める役割を任されてきたのだろうか。そして、長年の悩みを解決したのはやはりあの男だったのか?
クリスティアーノ・ロナウド
生年月日:1985年2月5日
個人成績(2006):6試合出場/1得点0アシスト
個人成績(2010):4試合出場/1得点1アシスト
個人成績(2014):3試合出場/1得点1アシスト
個人成績(2018):4試合出場/4得点0アシスト
今も衰える気配のない、サッカー界の生ける伝説。15年近く世界最高峰のアイコンであり続けているスーパースターだ。2003年にルイス・フィーゴとの交代でポルトガル代表デビューを果たし、瞬く間にスターダムを駆け上がっていった。
ワールドカップには通算4度出場しているが、若い頃は超絶技巧と爆発的なスピードを駆使したドリブルを武器とするウィンガーで、年齢を重ねるにつれてストライカー気質が強くなりプレーエリアも中央に寄っていった。本格的にストライカーとしてプレーしたワールドカップは、2018年のロシア大会が初めてだった。グループリーグ初戦のスペイン代表戦では、ワールドカップで初めてのハットトリックを達成した。
ポジションが移り変わるにつれ、よりゴールに直接関与することが増え、30代半ばになっても驚異的なペースでゴールを重ね続けた。 クラブでも代表でも数々のタイトルを獲得し、EURO2016で欧州の頂点も味わった。