【ソフトバンク】和田毅、夏の甲子園で旋風巻き起こした大社に刺激「島根県民として誇り」

AI要約

ソフトバンク和田毅投手が甲子園で躍進する大社高校を絶賛し、自身の経験も振り返る。

和田は大社の快進撃やチーム力に感心し、プロ野球とアマチュアの違いについて語る。

和田は現在再調整中で、復活への意気込みを語る。

【ソフトバンク】和田毅、夏の甲子園で旋風巻き起こした大社に刺激「島根県民として誇り」

 ソフトバンク和田毅投手(43)が24日、今夏の甲子園を沸かせた大社(島根)の戦いぶりを絶賛した。

 「2回戦以降はずっと見てました。ほんとうに素晴らしいチームだなと。仲間同士の絆、信頼し合っている姿を見て、同じ島根県民として誇りに思いました」

 大ベテラン左腕も目を見張るほどの躍進ぶりだった。大社は初戦で優勝候補の報徳学園(兵庫)に3-1で競り勝ち、公立校ながら破竹の快進撃で8強入り。「ミラクル大社」、「大社旋風」など注目の的だった。和田は「大社高校の皆さんがすごくいい野球をしてね。結構、上の方に行くんじゃないかと思って見ていたら準々決勝まで。(大社のエース)馬庭君も疲れた部分もあったと思いますけど、他のピッチャーも良くて。ほんとうに素晴らしいチームだったと思います」と語った。

 和田自身も元甲子園球児。「松坂世代」の1人で、浜田(島根)で2度の夏の甲子園を経験した。最後の夏は大社と同じ8強に進出も「チーム力的に当時の僕らより上なんじゃないかなと思って見ていました」と笑った。

 プロとアマチュアの違いも、同じ野球人として刺激をもらった。

 「1球にかける思いですよね。プロはどうしても1球1球、練習の1つ1つも適当になりがちなところがある。大社高校に限らず、高校野球を見れば『1球も無駄にできない』なって。もう1度、思い出させてくれますよね」

 和田は現在2軍で再調整中。この日は福岡・筑後市のファーム施設でブルペン投球を行った。変化球を交え、計46球を投げ込んだ。実戦登板は7月27日の2軍くふうハヤテ戦以来遠ざかっている。「どこかでまた投げさせてもらえるように」と力を込めた。復活へ、43歳の和田がひたむきに汗を流している。