ユーヴェ、カルルを買い取りOP付き有償レンタルで獲得! ミランでは11年ぶりスクデットに貢献

AI要約

ユヴェントスはミランからDFピエール・カルルをレンタル移籍加入した。移籍期間は1年間で買い取りオプションも含まれている。

カルルはミランでの活躍を経て、ユヴェントスでの新たな挑戦を迎える。ユヴェントスでは昨季ぶりのスクデット獲得を目指して改革を図っている。

新たな加入選手としてカルルのほかにも新戦力を獲得し、チーム強化を図るユヴェントスの動きが注目される。

ユーヴェ、カルルを買い取りOP付き有償レンタルで獲得! ミランでは11年ぶりスクデットに貢献

 ユヴェントスは21日、ミランからフランス人DFピエール・カルルがレンタル移籍加入することを発表した。

 クラブの発表によると、レンタル移籍期間は2025年6月30日までの1年間。イタリアメディア『スカイスポーツ』によると、ユヴェントスはレンタル料として300万ユーロ(約4億9000万円)を支払うという。加えて、今回のレンタル移籍契約には買い取りオプションが含まれており、完全移籍へ移行する場合の移籍金は1400万ユーロ(約23億円)にボーナス300万ユーロ(約4億9000万円)の最大1700万ユーロ(約28億円)ほどの見込み。完全移籍が成立した場合、ミランはカルルの将来の移籍金の10%を受け取ることのできる売却条項をつけているという。ユヴェントスでの背番号は「15」に決まった。

 カルルは2000年6月5日生まれの現在24歳。リヨンのアカデミー育ちで、順調に各カテゴリーを踏破していったが、トップチームデビューを飾ることはなく、2020年夏にミランへ完全移籍した。ミランでは加入初年度こそベンチを温める時間が長かったものの、2021-22シーズンは時間の経過とともにセンターバックで定位置を確保。最終的にはセリエAで28試合出場1ゴールを記録し、クラブにとって11シーズンぶりとなるセリエA優勝に貢献した。翌シーズンはさらに出場機会を伸ばし、センターバックや右サイドバックで活躍を続けたものの、昨季は一転して負傷に悩まされる苦しいシーズンに。最終的に公式戦11試合の出場にとどまっており、今季から“ビアンコネロ”のクラブで復活を目指す決断を下した。

 カルルの新天地となるユヴェントスは、前人未到の9連覇を達成した2019-20シーズンを最後に、スクデットを手にできていない。今夏には、昨季ボローニャにチャンピオンズリーグ(CL)出場権をもたらしたチアゴ・モッタ新監督を招へい。フランス代表MFアドリアン・ラビオ、ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーら多くの主力と別れを告げるなど、大幅にメンバーを刷新しており、“改革”を図っている。今夏の移籍市場では、アストン・ヴィラからブラジル代表MFドウグラス・ルイス、ニースからU-23フランス代表MFケフラン・テュラムらを迎え入れており、カルルは5人目の新戦力となった。