『ついに健康になった吉田正尚、打席で集中』 レッドソックス地元紙が特集 「これこそWBCで見た姿だ」

AI要約

レッドソックスの吉田正尚外野手は、今季最長の連続試合安打記録を7でストップし、打率6割を記録したが、アストロズ戦では無安打に終わった。

過去にワールドシリーズ優勝に貢献した名選手たちと比較されつつも、吉田はコーラ監督から称賛され、健康な状態での活躍を見せている。

吉田の健康状態が良好であり、打席での我慢強さや全方向に打球を放つ姿がチームに貢献し、期待が高まっている。

『ついに健康になった吉田正尚、打席で集中』 レッドソックス地元紙が特集 「これこそWBCで見た姿だ」

◇20日(日本時間21日) アストロズ5―6レッドソックス(ヒューストン)

 レッドソックスの吉田正尚外野手(31)は敵地のアストロズ戦で5打数無安打、1三振。連続試合安打は今季最長タイの7でストップした。

 東海岸の名門球団でも歴史的な爆発ぶりだった。球団地元紙ボストングローブは同日、「ついに健康になった吉田正尚、打席で集中」のタイトルで特集。前日までの7試合は打率6割3分2厘(19打数12安打)、出塁率・720、OPS1・773をマークしたが、「7試合で打率6割、OPS1・700」は、今世紀のレッドソックスでマニー・ラミレス(2002年)とデビッド・オルティス(14年)以来3人目だった。

 最強打者コンビは04年に通称『ヤギの呪い』を解き、86年ぶりでレッドソックスをワールドシリーズ優勝に導いた。日本の独立リーグ・高知ファイティングドッグスでもプレーしたラミレスはメジャー通算555本塁打。オルティスは541本塁打で殿堂入りしている。

 コーラ監督は、波に乗る吉田に「これこそ(昨年3月の)WBCや昨季の序盤で見た姿だ。打席での我慢強さは比類ないし、全方向に打球を放っている。打撃練習でもそうだ。貢献する準備を整えていたことに、すごくハッピーだね」と、称賛を惜しまなかった。

 同紙は「レッドソックスと吉田の契約時(22年12月)、日本プロ野球のコーチ陣は『活躍のカギは健康でいることと、ときに休養を与えること』と言及していた。今年は左手親指を傷めて(7月11日まで約6週間の)長期離脱を強いられたが、いまはようやく健康になり、その証しを見せている」とした。(写真はAP)