世界一ゴルフが上手いサッカー選手を大解剖 ガレス・ベイルも掌屈をやっていたなんて…

AI要約

ゴルフを愛する元サッカー選手ガレス・ベイル。サッカー選手時代からゴルフを楽しんでおり、プロゴルファーにも引けを取らない実力を持つ。

家の庭には有名コースを模した3ホールを設け、自ら設計したり、右打ちをする理由など、ゴルフへの情熱が伝わるエピソードが続く。

そのゴルフへの情熱について語るベイルの姿からも、新たなスイングの探求心やゴルフ仲間たちとの親交が伺える。

世界一ゴルフが上手いサッカー選手を大解剖  ガレス・ベイルも掌屈をやっていたなんて…

トッテナム(英国)、レアルマドリード(スペイン)など欧州トップクラブで活躍した、ウェールズ代表の元サッカー選手ガレス・ベイル。サッカー界のレジェンドはゴルフ界でもその名が知られつつある。ハンディキャップ0.3の腕前。ことし2月にPGAツアーの「AT&Tペブルビーチプロアマ」に出場し、家の庭にはコースを作ってしまった…。どっぷりハマっているゴルフへの愛着、スイングの探求心、ファンション論などを“ゴルファー”ガレス・ベイルにインタビュー。

そのゴルフ歴は長い。現在35歳のベイルがサッカーのスパイクを脱いだのは昨年だが、ゴルフシューズは現役時代の若い頃から履いていた。「最初に始めたのは20とか21歳ごろだったかな。トッテナム時代のチームメートがみんなやっていて、そこでハマったんだ」。イングランドを代表するサッカー選手のカイル・ウォーカー(マンチェスターシティ)や、ハリー・ケーン(バイエルンミュンヘン)がゴルフ仲間だという。

24歳でレアルマドリードに移籍してもゴルフを続けたが、チーム内に仲間はいなかった。「スペインではサッカー以外の友達と一緒にプレーしていたね。南スペインのアンダルシアの方に行って、バルデラマ(レアルクラブバルデラマ)などを回ったりね。スペインにはいっぱいいいコースがあったから楽しかったよ」。ゴルフのことを話すベイルの目はキラキラしている。

趣味が高じ、ついには家の庭にゴルフコースを作ってしまった。「世界の有名パー3ホールをコピーしたんだ」。オーガスタの12番、TPCソーグラスの浮島17番、ロイヤルトゥルーンのポステージスタンプ8番を模した夢の3ホール。「オーガスタ12番は家に近すぎてグリーン手前のウオーターハザードを作れなかったんだ。だから代わりに深い谷にしたよ」と笑った。

現役時代のベイルのプレーを観ていた方なら、彼が左利きというのはご存じだろう。しかし、ゴルフは右打ちを選んだ。「左利きの右打ち」はプロゴルファーにもいて、ジョーダン・スピース、セルヒオ・ガルシアなどトップ選手に多いのは有名な話。その利点をトップアマであるベイルも感じている。

「両サイドをバランスよく生かせて、スイングがワンサイドにならないのがいい。(右打ちの場合)リードアームである左腕と下半身リードの支点である左脚が強いというのは絶対に自分を助けてくれているはず」とプロゴルファー顔負けの自己分析を展開した。