「日本だけではなく世界レベルでの問題」太田雄貴がアスリートたちへの止まらない誹謗中傷に警鐘!「AI活用の対策もされていますが…」【パリ五輪】

AI要約

パリ五輪が熱狂と感動をもたらした一方で、大会関係者への誹謗中傷が増加した。

IOCのアスリート委員会がAIを活用した検知システムを使用し、8500件以上の中傷コメントがあったことを報告。

太田雄貴氏は元トップアスリートとして、誹謗中傷を非難し、送るメッセージに配慮するよう呼びかけた。

「日本だけではなく世界レベルでの問題」太田雄貴がアスリートたちへの止まらない誹謗中傷に警鐘!「AI活用の対策もされていますが…」【パリ五輪】

 世界中に熱狂と感動を運んだパリ五輪。その一方でさまざまなトピックを提供しながら、参加アスリートたちへの誹謗中傷が過去に例がないほど頻発した大会でもあった。

 IOC(国際オリンピック委員会)のアスリート委員会は大会後に声明を発表し、AIを活用した検知システムによって大会関係者に向けられた中傷コメントが8500件を超えていたと報告。そのうえで「我々はアスリートを代表する立場として、あらゆる攻撃とハラスメントをもっとも強い言葉で非難する」と断じた。

 

 元男子フェンシング日本代表で、現在IOCの委員を務める太田雄貴氏は自身のXでこのメッセージを紹介。「選手への誹謗中傷は、日本だけではなく世界レベルでの問題です」と記し、「AIを活用した検知等の対策もされていますが、メッセージを送る場合は、送られてきた側の事を想像して送れるようにしたいですね」と呼びかけた。

 太田氏は2008年北京大会、12年ロンドン大会と五輪2大会連続で銀メダルを獲得。元トップアスリート、そしてオリンピアンとして、現役選手たちの想いに寄り添った格好だ。

構成●THE DIGEST編集部