【バスケ】新生ブレックスが本格始動 宇都宮ブラスウェル新HC「 大事なことは助け合うこと」

AI要約

宇都宮ブレックスが2024-25シーズンに向けて本格始動。新HCのケビン・ブラスウェルと外国籍選手らが加わり、全体練習がスタート。

練習は軽めだったが、ブラスウェルHCらしさがにじみ、多彩なシュート練習を行った。

選手たちは汗を流し、ブラスウェルHCが今シーズンへの心構えを説いた。リバウンドやパスの重要性を強調し、チームの集中力を高める考えを示した。

【バスケ】新生ブレックスが本格始動 宇都宮ブラスウェル新HC「 大事なことは助け合うこと」

 宇都宮ブレックスが19日、2024-25シーズンに向けて本格的に始動した。アシスタントコーチから昇格したケビン・ブラスウェルヘッドコーチ(HC=45)と外国籍選手らが加わり、宇都宮市内で全体練習をスタート。パリ五輪代表の比江島慎を除く全選手と、練習生の石川裕大(いしかわ・ゆうだい)が参加した。

 約1時間半と軽めの練習だったが、随所にブラスウェルHCらしさがにじんだ。ウオーミングアップが終わると、二手に分かれてシュート練習。数種類のステップからレイアップ、キックアウトからの3P、ビッグマンへのアリウープなど、多彩なシュート練習をこなした。

 また、アップテンポのバスケットを目指すため、インターバル(休憩タイム)も短め。空調の効いた室内ながら、選手たちは瞬く間に汗びっしょりになった。

 練習開始前には約15分ほどミーティングを行い、ブラスウェルHCが今シーズンへの心構えを説いた。

 「いいクセを身に着けて行こう、という話をさせてもらった。昨季のCS(チャンピオンシップ)では、シンプルなミスが敗戦につながった。CSだけではなくシーズンでも、良くない時はミスが出て負けることが多かった。日々の練習から1つのリバウンド、パスなど細かいところを大事にしていくことで、重要な局面でいいパフォーマンスを発揮できるようにしたい」

 昨季レギュラーシーズンMVPに輝いたD.J・ニュービルは「みんなに会えるのを楽しみしていた。家族のような関係を築いているので」と笑顔で話し、「みんな、いい集中力、いい雰囲気で動けていた」と本格始動日を振り返った。ブラスウェルHCには「昨季達成できなかった目標(CS優勝)に自分たちを導いてくれると思っている」と全幅の信頼を寄せた。

 練習終わりの円陣で「一番大事なことはみんなで助け合うこと」と選手、スタッフに呼びかけたブラスウェルHC。新生ブレックスの挑戦が始まった。【沢田啓太郎】