【新日本・G1】ザック・セイバーJr.が悲願の初制覇 10月両国大会でIWGP世界王座挑戦へ

AI要約

新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」で、ザック・セイバーJr.が初制覇を果たす。

激しい試合の末、ザックが辻陽太を倒し、世界一のテクニカルレスラーとして頂点に立つ。

ザックは引退した小川良成に感謝の言葉を述べ、10月にはIWGPヘビー級王座に挑戦することを宣言。

【新日本・G1】ザック・セイバーJr.が悲願の初制覇 10月両国大会でIWGP世界王座挑戦へ

 新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」は18日、両国国技館大会で優勝決定戦が行われ、ザック・セイバーJr.(37)が辻陽太(30)を撃破し初制覇を成し遂げた。

 世界一のテクニカルレスラーが頂点の座をつかみ取った。試合が動いたのは25分過ぎだ。マーロウクラッシュからジーンブラスターを狙われたザックは、これをキャッチするとアームバーに捕獲。しかし強引に持ち上げられパワーボムで叩きつけられると、強烈なヒザ蹴りを浴びた。

 辻の猛攻は止まらない。雪崩式70Crossからのカンヌキスープレックスを阻止するも、掟破りのザックドライバーを決められた。それでもジーンブラスターだけは回避してヨーロピアンクラッチ。さらにノア時代の師匠・小川良成の得意技4の字ジャックナイフ固めで3カウントを狙っていく。

 ザックドライバーをスタナーで切り返されたザックだったが、ジーンブラスターをキャッチするとクラ―キーキャットに捕獲。なおも粘る辻の足をクロスさせて身動きを封じ、ついにギブアップを奪った。

 英国でキャリアをスタートさせたザックは、2011年から留学したノアでの活躍を経て、2017年から新日本に本格参戦。憧れ続けた日本のリングで、ついに悲願のビッグタイトルを手に入れた。マイクを握ったザックは「勝ちました! 小川先輩、プロレス人生お疲れさまでした。全部ありがとうございました」と今月現役引退した小川に感謝の言葉を述べた。

 さらにザックは「1・4(東京ドーム)はちょっと遠いね。ザックは両国が1番好き。両国タイトルマッチがいいと思う。10月14日、ザック、IWGP世界ヘビー級挑戦する!」とキッパリ。年間最大興行ではなく10月両国大会でIWGPヘビー級王座(現王者は内藤哲也)に挑戦する意向を明かし大会を締めくくった。