⚽清水エスパルス、甲府を完封 3―0で首位キープ J2第27節

AI要約

清水が3―0で甲府に勝利し、外国人選手の活躍が光った。

序盤は苦戦するも、MFカルリーニョス、MFブラガ、FWヤクブが得点を挙げて勝利を収めた。

熾烈な試合を制し、首位を守った清水は、次節の遠征戦に向けて気を引き締めている。

⚽清水エスパルス、甲府を完封 3―0で首位キープ J2第27節

 明治安田J2リーグは17日、各地で第27節を行い、首位の清水はホームで甲府を3―0で下した。

 【評】清水が3―0で甲府に勝利した。

 序盤は勢いのある相手にペースを握られた。前半10分に迎えたピンチはDF高橋がゴールラインぎりぎりのところでクリア。劣勢の中、32分にMFカルリーニョスがクロスに合わせて先制に成功し、前半を終えた。

 後半開始早々に相手の外国人選手がGK権田へのファウルで一発退場に。数的優位になって12分にMFブラガが追加点を奪うと、終了間際にFWヤクブがダメ押しした。

 頼れる外国人トリオが勝利をたぐり寄せた。MFカルリーニョスが2試合連続先制弾を挙げ、MFブラガが追加点を奪い、FWヤクブがダメ押し点。リーグ戦ホーム通算来場者数800万人達成の節目となった熱狂の富士山ダービーを制し、首位の座を守った。

 序盤は前線から激しくくる相手のプレッシャーに苦戦し、縦パスが入らなかった。相手の中盤4人がMF乾とダブルボランチを徹底的にマーク。なかなか思うような形でボールをキープできない時間が続き、流れの中からシュートまで持ち込めなかった。

 それでもじれずにパスを回し続け、気温30度超えの中を走らせた。相手の動きが鈍り始めた前半32分。DF山原のクロスを、ゴール中央でDFの間に入り込んだカルリーニョスがダイレクトで突き刺した。2試合連続先制点となり、「クロスの質が高かった。あのボールがくれば誰でも決められる」と山原のアシストを絶賛した。

 相手が一人退場した直後には、山原のシュート性のクロスをGKがはじいたところをブラガが詰めて大きな追加点。試合終了間際にはMF矢島のパスからヤクブが2試合連続でゴールネットを揺らし、試合を決めた。

 ホーム連勝とし、次節からは鹿児島、徳島と遠方の敵地戦が続く。秋葉監督はこう位置づけた。「昇格を占う勝負の2連戦」