連続マルチ弾が途絶えた川崎Fの山田は「チャンスはあった」 公式戦デビューのGK早坂も奮闘及ばず3失点

AI要約

川崎FはFW山田新の連続ゴールストリークが途絶え、横浜に3-1で敗れる。山田新は4分にオフサイドの判定を受け、後半にクロスバーに嫌われるなど、決定的なチャンスを逃す。

GK鄭成龍の急な不調で早坂勇希が先発を果たすも、PKを失点。苦い公式戦初先発となった早坂は責任を感じつつも、改善を誓う。

 ◇明治安田J1リーグ第27節 川崎F1―3横浜(2024年8月17日 UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu)

 川崎FはFW山田新(24)の連続試合ゴールが途絶え、連勝が3で止まった。

 98年に中山雅史(磐田)が達成して以来、史上2人目となる4試合連続複数得点の記録が懸かっていた新エースは開始4分に相手守備陣の裏に抜けてネットを揺らしたが、オフサイドの判定。後半4分のヘディングシュートはクロスバーに嫌われた。

 チームはここから3失点し、山田は「チャンスはいくつかあった。決め切れれば、また違う展開になったと思う。最後のところのクオリティーが足りなかった」と漏らした。

 守っては正GK鄭成龍(チョン・ソンリョン、39)がコンディション不良でベンチを外れ、GK早坂勇希(25)が加入3年目で公式戦初先発。ハイボールに果敢に飛び出してパンチングするなど積極的なプレーを見せていたが、後半13分に相手FWアンデルソン・ロペス(30)にPKを決められると、失点を重ねた。

 「(PKは)コースが良くて、触ってはいたので弾き切りたかった。しっかり止めて結果を残したかった」と早坂。急きょ先発が決まったが「常にいい準備はできていたので自信を持ってピッチに立つだけだった。自分のできることを1つずつやろうとピッチに入った」という。奮闘及ばず苦いデビューとなり「キーパーとして3失点しているのは責任を感じる。自分が流れを変えてしまった部分もあった。もっともっと改善したい」と巻き返しを見据えた。