シュート数で倍以上の12本を打たれながらもGK野沢大志、ビッグセーブを連発「僕だけじゃなく、みんなが体を張っていた」FC東京

AI要約

FC東京と東京VによるJ1リーグ第27節の東京ダービーは、0-0の引き分けに終わった。

FC東京のGK野沢大志ブランドンが相手の多くのシュートを止め、クリーンシートを守った。

野沢大志はチーム全体の団結力とポジティブな姿勢を称賛し、勝利を逃したことを残念に思っている。

シュート数で倍以上の12本を打たれながらもGK野沢大志、ビッグセーブを連発「僕だけじゃなく、みんなが体を張っていた」FC東京

◇17日 J1リーグ第27節 FC東京0―0東京V(味の素スタジアム)

 負けられない東京ダービーで、FC東京の守護神が東京Vの前に立ちはだかった。相手にシュート数で倍以上の12本を打たれながらも、GK野沢大志ブランドンがビッグセーブを連発。辛くも勝ち点1を拾った。殊勲の守護神は、こう言葉にする。

 「難しい時間帯は必ずある。僕だけじゃなく、みんなが体を張っていた。攻撃がうまくいかなくても絶対にやらせない気持ちをみんなが持って体を張って守ってくれた。そこはポジティブに捉えています」

 前半こそ一進一退の攻防が続いたが、徐々に試合の流れは東京Vへと傾いてしまう。一方的な展開となった後半22分、東京VのFW山見が合わせたヘディングシュートを両手ではじき出す。さらに、同30分にはセットプレーから東京VのFW染野が頭で合わせたシュートも右手一本でかきだした。

 そして、試合終了間際には山見のシュートに素早く反応し、何とか枠外へとはじき出してクリーンシートを達成した。野沢大は「自分が憧れてきたサッカーで、周りに合わせてとか、ミスを恐れてということではなく、自分はこれがやりたいんだということに整理をつけて毎試合臨んでいる」と言葉にした。ただし、勝利が必要だった一戦で決着をつけることができず、「特別な試合で、盛り上がって勝つ瞬間を見たかった方々には申し訳ない気持ちでいます」と唇をかみ、笑顔はなかった。