レヴァークーゼン幹部からの “口撃”にバイエルン取締役「言い争いを吹っ掛けることは可能だが…」

AI要約

バイエルン・ミュンヘン強化担当のマックス・エーバル取締役は、レヴァークーゼンのカッロCEOから口撃を受けるも、エモーショナルな発言に対して謝罪を求めた。

エーバル取締役は取引から離れたことに怒りを露わにするカッロCEOに対し、沈黙を贈る姿勢を示した。

さらに、両クラブ間の対立をピッチ上での競技に集中することを強調し、レヴァークーゼンの優勝を祝福した。

レヴァークーゼン幹部からの “口撃”にバイエルン取締役「言い争いを吹っ掛けることは可能だが…」

バイエルン・ミュンヘン強化担当のマックス・エーバル取締役はレヴァークーゼンのフェルナンド・カッロCEO(最高経営責任者)からの口撃について「こういったことが話題にあがるのは残念だ」とコメントした。

カッロCEOは先日のサポーターイベントで、DFヨナタン・ターの獲得に乗り出すも結局クラブ間の交渉から撤退したと見られるバイエルンを批判。エーバル取締役に向けて「マックス・エーバルのことはまったくよく思わない。まったくだ!」と発し、「彼とは交渉もしたくない」とも怒りを露わにしていた。

同CEOはその後、ドイツ複数メディアで大きく取り上げられると、『ビルト』で「私はエモーショナルな人間だ。マックス・エーバルに関する発言は、レヴァークーゼンのファンとの非公式な交流の中でしたもの。このような形で取り上げられ、拡散されることは意図していなかった。しかし、それでも発言は変わるものではないし、謝罪したい」と反省の弁を述べた。

一方で、この件は15日にエーバル取締役が出席したバイエルンの記者会見でも話題に。記者にコメントを求められた取締役は「こういったことが話題にあがるのは残念だ」と返しつつ、「確かに今ここに座って、激しい言い争いを吹っ掛けることは可能だろう。しかし、それはまったく私の本意ではない」と強調し、「これについては一つの諺が思いつく。『沈黙は金、雄弁は銀』だ」と続けている。

なおレヴァークーゼンとの今後のやり取りについて問われたエーバル取締役は「ピッチ上であるべきことだ。そこで競技面の競争を見たい。そこで最高なフットボールを見たい。バイエルンはレヴァークーゼンの優勝を祝福した。ベストチームだったし、優勝にふさわしかった。だからこそ、そこ(ピッチ上)であるべきだよ」とも語った。