リヴァプールの新指揮官スロット、クロップ前監督とのスタイルの違いを語る「もう少し長くボールをキープしても…」

AI要約

リヴァプールの新監督アルネ・スロットが自身の指揮するサッカースタイルについて語る。

スロット監督はボールを長く保持することを重視し、早い奪取とボールキープの重要性を強調。

インタビューでスロット監督は、攻撃的でスリリングなサッカーをするが、ボールキープがチームにとって有益であると説明。

リヴァプールの新指揮官スロット、クロップ前監督とのスタイルの違いを語る「もう少し長くボールをキープしても…」

今シーズンよりリヴァプールの指揮官に就任したアルネ・スロット監督が、自身の志向するサッカースタイルについて言及した。イギリス『TNT Sports』が伝えている。

ユルゲン・クロップ前監督の退任に伴い、フェイエノールトからやって来たスロット監督は、プレシーズンマッチでアーセナルやマンチェスター・ユナイテッドに勝利するなど順調なスタートを切ったように思われる。早くも前監督との違いをピッチ上で表現しており、新生リヴァプールに期待がかかる。

プレミアリーグ第1節イプスウィッチ戦を前にインタビューに応じたスロット監督は、自身の戦術について次のように語った。

「多くの監督が同じ答えを出すだろうが、誰もがボールを保持し、高い位置でプレスをかけたいと思っているだろう。全員ではないが、ほとんどの人がそう望むと思うし、私もその1人だ。そして重要なのは、望むことではなく(ピッチ上で)示すことだ。プレシーズンの試合を見れば、ユルゲンが実践していたスタイルと多くのことが類似していたことがわかったと思う」

「2人(スロットとクロップ)ともボールを保持することは好きだし、非保持の時は激しくプレーすることがお気に入りだ。ユルゲンは攻撃時に鋭いプレーをすることが好きで、私も特定の瞬間ではそうだ。でも私としてはもう少し長くボールをキープしても構わないと思っている」

続いてボールをキープするメリットについて、以下のように説明した。

「ボールを失った場合、私は(相手のプレーを)待ちたくなく、できるだけ早く奪い返したいので、たくさん走らなければならない時がある。そしてボールを奪い返したとしても、そこから回復するのに長い時間を必要とすることがある。だからボールをキープした方がいいんだ」

「退屈な試合はしたくないので、このスタイルを維持する必要がある。私もファンなので、ユルゲンやペップ(グアルディオラ監督)が見せた良いサッカーを見るのが好きだ。今はボールを無駄に保持していると言っているわけではなく、もう少し長くキープすることがチームの助けになることもあると伝えたいんだ」

リヴァプールは日本時間17日20時30分に、今季昇格したイプスウィッチとの試合を控えている。