MLBが「先発投手最低6回ルール」を検討とESPN報道

AI要約

MLBは、先発投手が少なくとも6回まで投げる投球回規定を検討している。例外も設けられ、100球を超えたり4失点以上したりケガが発生した場合は早めに交代可能。

投手登録人数の削減や「ダブルフックDH制」導入も検討中。先発投手の最低6回規定が導入されれば、これらのルール変更も容易になる見通し。

今季の先発投手の平均投球回は5回1/3で、完投は23。投手のトレーニング方法や球数のビルドアップに変化が求められる可能性あり。

 MLBは、先発投手が少なくとも6回まで投げる投球回規定を設けることを検討していると、15日付のESPN電子版が伝えた。

 先発投手の最低6回以上ルールにはもちろん例外も設け、100球を超えた場合、4失点以上した場合、登板中にケガが発生した場合は早い回で交代することができるとしている。

 MLBは投手登録人数の削減と、先発が降板した場合に打線がDHのポジションを失う「ダブルフックDH制」の導入も検討しており、先発投手の最低6回規定が実現すれば、これらのルール変更も容易になるとみているという。

 今季の先発投手の平均投球回は約5回1/3で、完投はここまで23。ダイヤモンドバックスのマイク・ヘイゼンGMは同記事の中で「興味深い。投手のトレーニング方法を変える必要があるだろう」と話し、ドジャースのブランドン・ゴームズGMは「マイナーリーグでの投手育成で、球数のビルドアップを今までより早めに進めることになると思う」と話した。

 記事は、投手の制球力と投球効率の良さを重視したスカウトに変わっていくだろうとも指摘。野球界に大きな影響を及ぼすルール変更になりそうだという。