【伊勢崎オート・SGオートレースグランプリ】青山周平が史上初の3連覇を達成!

AI要約

青山周平がSG第28回オートレースグランプリで優勝し、大会3連覇&5度目の優勝を果たす。

青山は鈴木圭一郎との壮絶なバトルを制し、SGパーフェクトVを達成。

地元のファンの支援を受けて気力をみなぎらせ、ライバルを撃破して勝利を掴む。

【伊勢崎オート・SGオートレースグランプリ】青山周平が史上初の3連覇を達成!

伊勢崎オートの『SG第28回オートレースグランプリ』は15日の12Rで優勝戦(1着賞金1420万円)が争われ、2周1角で先頭を奪った青山周平(39)=伊勢崎31期=が、9周1角で鈴木圭一郎にインに入られながらも同2角で差し返してトップでゴール。史上初の大会3連覇&5度目の優勝を飾るとともに、4度目のSGパーフェクトVを果たした。最年少グランドスラムを狙った鈴木圭は2着に惜敗。トップSから粘った鈴木宏は3着に入った。

今年も最強レーサーが貫禄を示した。1枠から2番手発進の青山が、先手を取った鈴木宏を2周1角で抜き去ってトップに立つと、SGグランドスラムを狙い執念を燃やす鈴木圭との壮絶なバトルを制して6連勝の完全V。史上初の大会3連覇に花を添え、ウイニングランでは何度も拳を振り上げて喜びを爆発させた。

「Sはいくつもりだったけど、いかれたことも想定し、どんな展開でも冷静にレースを運ぼうと思っていた。(鈴木)圭一郎の気迫をすごく感じたし、負けたくない気持ちを出して、集中力を切らさずに最後まで走り切りました」

同じく無敗で勝ち上がった最大のライバル・鈴木圭を退けて満足感が漂った。SG完全V達成は自身4度目。地元ファンの声援も力に変え、ここ一番できっちりマシンを仕上げてきた。

「セッティングを変えて最高の状態で迎えられた。同じタイヤで準決勝より食いつく感じがあったし、間違いなくエンジンは良くなっていた」

1万人を超えるファンが詰めかけた大一番。気力はみなぎっていた。

「スタートラインについたとき、たくさんのファンの熱気を感じて、みなさんの後押しを受けて走りました。昨年も今年も地元は一人だけだったけど、すごい戦いを勝ち上がってきた8人がそろっていたし、(高橋)貢さんからも『頑張って』と言われていたので、守らないとと思っていました。仲間たちの助けがなければ勝てなかったし、本当に感無量です」

これでオートレースグランプリは2018、19年を含めて5度目のVだ。ライバルを撃破して17度目のSGタイトルを獲得した青山が、これからもトップを走り続ける。(佐藤雄二)