神村学園が逆転勝ち、岡山学芸館が2戦連続0封勝利、早稲田実業がタイブレークサヨナラ勝ち、大社が107年ぶり夏2勝【24年・夏甲子園9日目】

AI要約

2024年の第106回全国高校野球選手権大会の9日目は、神村学園と岡山学芸館が勝利し、ベスト16が出揃った。

神村学園は中京大中京を逆転勝ちし、2年連続でベスト16入りを果たした。岡山学芸館も掛川西を完封し、5年ぶりの3回戦進出を果たした。

また、早稲田実業は延長10回の末に鶴岡東を破り、大社は創成館を延長の末に破り、それぞれベスト16入りを果たした。

神村学園が逆転勝ち、岡山学芸館が2戦連続0封勝利、早稲田実業がタイブレークサヨナラ勝ち、大社が107年ぶり夏2勝【24年・夏甲子園9日目】

 2024年の第106回全国高校野球選手権大会(阪神甲子園球場)9日目は15日、2回戦4試合が行われ、ベスト16が出揃った。

 第1試合は、神村学園(鹿児島)が中京大中京(愛知)に4対3で逆転勝ちを収めて、4強に入った昨年に続き、2年連続でベスト16入りを決めた。前半で0対2とリードされていた6回に3安打を集めて3点を挙げて一気に逆転に成功。9回には入耒田 華月外野手(2年)のソロでダメを押した。今村 拓未投手(3年)が2試合連続完投となる3失点完投で勝利に導いた。

 第2試合は、岡山学芸館(岡山)が2対0で掛川西(静岡)を破って、5年ぶりとなる3回戦に駒を進めた。2回に内野ゴロで1点を先制。7回にも1点を追加し、先発の丹羽 知則投手(3年)が6安打無四球完封勝利。チームの2戦連続0封勝利を導いた。

 第3試合は、早稲田実業(西東京)が延長10回タイブレークの末に、1対0で鶴岡東(山形)を破って、4強に進んだ前回出場の2015年以来、9年ぶりのベスト16入りを果たした。0対0のまま延長戦に突入し、10回表を無失点に抑えると、そこまで無失点に抑えていた先発・中村 心大投手(2年)が自らのバットでサヨナラ打を放って試合を決めた。

 第4試合は、大社(島根)が延長10回タイブレークの末に創成館(長崎)に5対4で競り勝って、杵築中として初出場し、2勝して8強入りした第3回大会の1917年以来、107年ぶりの夏2勝をもたらした。8回に2点ビハインドをスクイズなどで同点に追いついて延長戦に持ち込むと、10回には敵失とスクイズで2点を勝ち越して逃げ切った。先発した馬庭 優太投手(3年)は延長10回を完投してチームにベスト16入りをもたらした。

 大会10日目の16日からは、ベスト8がかかる3回戦に突入し、午前8時から3回戦4試合が行われる。